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2020年東京パラリンピックに向けて、アスリート奨学金制度を設立 (2016/10/7 日本財団)

日本体育大学と覚書に署名
4年後目指し10億円規模に

日本財団は10月3日、記者会見を開き、パラリンピックなど世界レベルで活躍するパラアスリートの育成を目指し、来年度から日本体育大学に給付型の奨学金制度を設立すると発表しました。次世代の若手選手を発掘し、東京パラリンピックを見すえて50人のパラアスリートの養成を目指します。学費・生活費のほか、経費のかかる遠征費を支援するため、障害者スポーツに特化した奨学金制度としては国内最大規模の10億円を充てる計画です。

署名した覚書を示す松浪日体大理事長(右)と笹川日本財団会長、中央が辻選手

署名した覚書を示す松浪日体大理事長(右)と笹川日本財団会長、中央が辻選手

記者会見は東京・赤坂の日本財団ビルで開かれました。まず笹川日本財団会長があいさつし、「この奨学金の目的は、世界レベルの活躍が期待できるパラアスリートを育成することと、障害者スポーツの指導者を育成し、裾野を広げていくことです」と述べました。また、松浪健四郎・日体大理事長は「日体大は最も古い体育大学で、日本財団からリーディング大学としてご指名をいただいた。大きな夢を持ってパラアスリートの育成に全力を挙げたい」と述べました。

笹川日本財団会長(左)、松浪日体大理事長

あいさつする笹川日本財団会長(左)、松浪日体大理事長

この後、松浪理事長と笹川会長がパラアスリート奨学金制度設立の覚書に署名しました。
この奨学金の対象者は、日体大と日体大付属高等支援学校(来年4月、北海道網走市に開校)など、日体大グループに在学する身体障害、知的障害(高等支援学校のみ)のある学生で、世界レベルでの活躍が期待できる学生とされています。人数は各年度10~20人程度で、50人を目標にします。日体大と日本財団で設置する6人の選考委員会で審査のうえ、人数と金額が決定されます。支給額は1人につき年間500万円程度とされています。

あいさつする辻紗絵選手

あいさつする辻紗絵選手

続いて、リオ・パラリンピック陸上女子400メートルで銅メダルを獲得した日体大4年、辻紗絵選手(21)が登壇しました。生まれたときから右腕の肘から先がありませんが、小学5年から健常者と一緒にハンドボールを始め、高校時代には高校総体や国体に出場しました。スポーツ推薦で入った日体大でけがに苦しんでいた時、監督から障害者スポーツへの転向を打診され、昨年2月、陸上に転向しました。それから1年半でメダリストになりました。

記者会見が行われた会場の全景

記者会見が行われた会場の全景

銅メダルを胸にかけた辻選手は「私が銅メダルを獲得できたのは、大学にサポートしていただいたお陰と思います。4年後の東京パラリンピックでは、私に続いてメダルを獲得できるパラアスリートが出てくることを期待しています」と述べました。

この後、質疑に移り、「なぜ日体大だけに奨学金をだすのか」との質問に対し、笹川会長は「スポーツの指導者や教育者の養成を見ても歴史と実績を持っており、当面は日体大が妥当と判断した」と答えました。また、奨学金の給付人数を50人としていることについて松浪理事長は「50人は目標なので、それに追いつけるよう、アスリートを育成していきたい」と答えました。

●日本財団パラリンピックサポートセンター ウェブサイト

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