[東京・新宿区]子どもの予防接種。もう一度確認しよう! (2020/2/26 マイ広報紙)
この記事は「広報新宿 令和2年2月25日号(第2311号)『3月1日~7日は子ども予防接種週間』」を紹介し、コメントしたものです。
毎年3月1日から7日までは「子ども予防接種週間」です。これは、4月からの入園・入学に備え、保護者の予防接種への関心を高めるとともに、接種もれを見直すための機会として行われるものです。この間、医療機関や予防接種センターにおいて土日の予防接種や相談などさまざまな取り組みが行われます。
今回は、予防接種の記事を掲載する東京都新宿区「広報新宿」令和2年2月25日号(第2311号)の“3月1日~7日は子ども予防接種週間”を取り上げます。この記事は、新宿区内在住の保護者の方に向けた4月からの入園・入学に備えた予防接種の案内です。子どもの予防接種には1回で済むものから4回接種する必要があるものまであります。また、生後2か月から高校生になるまでの長期間にわたります。そのため、接種したワクチンを母子手帳など一か所に記録しておくことが大切です。ワクチン接種記録があれば、どの病気に対して免疫を持っているかわかるからです。ワクチン接種の記録は、将来の大学や職場での実習、海外旅行・出張、妊娠出産などで必要になることがあります。
戦後の混乱期に多くの方が感染症で命を落としたことを受けて1948年に「予防接種法」が制定されました。予防接種は病気に対する免疫をつけたり、免疫を強くするために、ワクチンを接種することです。予防接種は社会状況におうじて、<義務規定から努力規定へ>、<集団接種から個別接種へ>など制度の変更が行われてきました。そのため若者の間ではしかが繰り返し流行するという状況も生まれています。大人になったら母子手帳(予防接種記録)を本人に渡す。子どもに接種記録を伝えることは今後さらに大切になってくると思います。
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- [筆者](一社)自治体広報広聴研究所代表、公共コミュニケーション学会理事、元自治体職員、東京都在住 金井茂樹
- [参考]広報新宿 令和2年2月25日号(第2311号)
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