［佐賀・吉野ヶ里町］Pick Up!!! ～住民課編～ （2016/12/13 金井茂樹）
この記事は「広報よしのがり 2016年12月号『Pick Up!!! ～住民課編～』」を紹介し、コメントしたものです。
◇ ◇
行政広報の目的は、行政と市民とのコミュニケーションによる信頼関係の構築にあります。行政が定期的に発行する広報紙は、広報媒体のなかでも最も有効なもののひとつです。行政は、できるだけ多くの方に広報紙を読んでもらうために毎号さまざまな工夫を行っています。
今回は、2016年5月号から各課の取り組みや課題を自由に発信する記事「Pick Up!!!」の連載を始めた佐賀県吉野ヶ里町の「広報よしのがり」を取りあげます。12月号は、連載8回目で住民課の業務と担当職員のみなさんの紹介です。この記事では、さまざまな手続き全般を担当する総合窓口係をはじめ、戸籍係や年金係の業務内容とともに課長さんのあいさつが掲載されています。とくに総合窓口係については、職員一人ひとりの顔写真とひと言が掲載されていて、とても親しみが感じられます。このような記事は、職員と私たちの距離を縮め、“顔が見える関係づくり”に役立っていると思います。ちなみに、マイ広報紙の記事検索欄にキーワードとして“Pick Up!!!”を入力すると、この連載記事を一覧で表示することができます。連載記事を一覧で表示することができるのは、「マイ広報紙」ならではの機能だと思います。
自治体の規模にかかわらず、地域の方に伝えなければならない情報は増加していることから広報紙の記事は固定的になりがちのようです。きびしい紙面の制約のなかでも、広報紙担当の方にはつねに新しい記事の掲載を検討してほしいと思います。
☆全国的に有名な佐賀県吉野ヶ里歴史公園のマスコットキャラクターは「ひみか・やよい」です。
- ［筆者］「自治体広報広聴研究所」代表、公共コミュニケーション学会会員、元自治体職員、東京都在住 金井茂樹
- ［参考］広報よしのがり 2016年12月号
