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[埼玉・越谷市]「都うちわの風薫る夏」 (2016/7/19 金井茂樹)

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もうすぐ夏休みが始まり、各地で夏祭りや花火大会が開催されます。この夏祭りや花火大会に欠かせないのがうちわ(団扇)です。うちわは、もともと公家・役人・僧侶が威厳を正すために顔を隠したり、虫を追い払うための道具でした。江戸時代になると、庶民にも普及し、あおいで暑さをしのいだり、火起こしなどにも使われるようになりました。また、浮世絵が描かれたうちわも作られ、見て楽しむという使い方も加わったそうです。現在は、和紙に透かしを入れたもの、竹の組み方が異なるもの、丸いものや角ばったものなど、様々な趣向を凝らしたうちわが、各地で生産されています。ちなみに、日本の三大うちわは、“京うちわ(都うちわ)”、“丸亀うちわ”、“房州うちわ”です。

今回は、自治体広報紙に掲載されたうちわの記事のなかから、埼玉県越谷市の「広報こしがやお知らせ版」平成28年7月の「都うちわの風薫る夏」を取りあげます。この記事は、越谷市の伝統工芸品のひとつである“都うちわ”の紹介です。関東での都うちわは、江戸時代初期に小笠原弥七という人が、京都から江戸に職人を呼び、作り始めたのが最初で、それが次第に庶民に広まったそうです。都うちわは、竹骨作りから和紙貼り、仕上げまでの全てが手作業のため完成まで半年を要するそうですが、手作りならではの、やわらかさ、美しさ、丈夫さを感じることができるということです(現在都うちわを作る職人は関東では越谷市在住の加藤照邦さんおひとり)。

江戸時代には、“うちわ売り”が江戸の町中を行商して歩いていたそうですが、今は販促アイテムとして、うちわが無料で配られる場面をよく見かけます。プラスチック製のうちわも大変便利ですが、竹と和紙でつくられた伝統的なうちわも是非使ってみたいと思います。

☆越谷市では、越谷特別市民の「ガーヤちゃん」が様々なイベントで活躍しています

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