ネコノミクスで地方創生！？猫を主役にした町のPR動画が話題 （2017/7/5 nezas）
今、ペットの飼育数に変化が起きています。「イヌ」の飼育数が年々減少しているのに対し「ネコ」の飼育数は安定して高い数値を保っています。ネコ市場は、安倍首相の経済政策「アベノミクス」にかけて「ネコ（猫）ノミクス」と呼ばれるほど拡大しつつあります。
そしてネコを町のPRに活用したいと、ネコの視点から町の魅力を紹介した香川県宇多津町のPR動画が注目されています。
香川県宇多津町の、一風変わった広報担当
関西大学 宮本勝浩名誉教授の「ネコノミクスの経済効果」の調査によると、ネコノミクスによる経済効果は2015年1年間で約2兆3,162億円でした。最近では、ネコノミクスにアベノミクス以上の爆発的な経済効果を期待する声もあります。
このネコノミクスを地方創生の起爆剤にしたいと、町の魅力を紹介する動画を作ったのが、四国の瀬戸大橋たもとにある香川県宇多津町です。
宇多津町のPR動画は移住促進政策の一環で、ネコの「毛ケ（けけ）たん」が約8平方キロメートルという香川県で最小の町を歩き回り、その住みやすさをアピールするというものです。
約4分間のPR動画では、万歩計をつけた毛ケたんが宇多津駅を出発して町を紹介します。小学校やスーパーを巡ったり、幅6.5メートルもある広々とした歩道を紹介したり、公園で子どもたちと一緒に遊んだりするなど、「子育てしやすいコンパクトタウン」と「利便性」の魅力を紹介しています。
毛ケたんのお墨付き！？四国の玄関口・宇多津町の魅力とは？
毛ケたんの活躍もあってなのか、宇多津町の認知度は高まりつつあります。
この町は、日本一面積が小さい香川県の中でも、町の四方が8.10平方キロメートルともっとも小さな町です。近年、瀬戸内海に面する塩田跡地の整備によって、商業・観光施設などがコンパクトにまとまっています。
四国の玄関口という立地の利便性がクローズアップされがちですが、室町時代から神社・仏閣などの文化財を有する歴史ある土地でもあります。
南部へ行けば、のどかな田園風景が広がり、桜の名所でもある聖通寺山など、一年を通して美しい景色を楽しむこともできます。
臨海部は、塩田跡地が区画整理事業によって整備されており、臨海公園をはじめ緑道を備えた公園も多く、住民の散策や子育ての場所として非常に好評です。もちろん、生活のための買い物エリアや、学校や病院などの施設も充実しています。
全国からウェルカム！移住のためのサポート体制
宇多津町も全国の他の自治体同様、幅広い世代から移住希望者を募っていて、サポートにも注力しています。特にPR動画でもアピールしている「子育て」に関するサポートは万全です。
＜住居＞
● 最大54万円の家賃補助！新婚世帯の移住を全力でサポート
転入してきた新婚者を対象とした家賃補助施策を行っています。月額最大2万円の家賃補助（最長24ヵ月）と、最大6万円の初期費用補助があります。
● 古民家のリノベーション費用の補助
古民家リノベーションの改修工事費として最大100万円の補助があります。また、家財道具の処分費用として最大10万円の補助もあります。
＜子育て＞
● 子育て世代のための寺子屋「はぐはぐランドうたづ」
専属のスタッフが親子で遊べる企画を提案しています。利用料は無料で、親子の交流と子育ての相談などができる場所として創設された施設です。月曜日、火曜日、木曜日の10時から15時まで利用ができます。
● 「ファミリー・サポート・センターうたづ」
援助してほしい人と援助したい人が、「おねがい会員、まかせて会員、どっちも会員」として会員登録し、お互いに助け合う有償ボランティア組織です。保育施設・学童までの送迎や冠婚葬祭時などの一時預かりなどの育児サービスの提供をしています。
● 放課後児童育成クラブ、放課後子ども教室
保護者が不在となる児童を対象とした取り組みです。放課後児童育成クラブは月額3,000～7,000円程度で、平日は19時まで、土曜日は12時30分まで利用が可能です。放課後子ども教室では決まった曜日の15時30分から17時まで、卓球やドッジボールなどのスポーツをしたり、宿題を一緒にしたりするサポートをしています。
● 義務教育期間の医療費実質無料
子どもの医療費が中学校卒業まで無料となります。この制度を利用するにあたり、所得制限はありません。さらに一人親世帯の場合は、子どもが小学校を卒業するまで親の医療費も無料となります。
宇多津町は革新的な街づくりの一方で、古き良き歴史の街並みも大切にする、四季の彩も豊かな町です。子育てのために移住を検討しているのであれば、宇多津町を検討してみてはいかがでしょうか。
提供：nezas
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