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【ダイジェスト版】ユーザーからプレイヤー、マネージャーから経営まで、幅広い経験が自分の強みに。「もっと女性が長く働ける業界にしたい!」という目標を掲げ、邁進する女性役員 (2017/3/13 LiBzWorkStyle

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佐伯 真唯子さん 30代 統括本部長
株式会社ヴィエリス

脱毛サロン『キレイモ』を運営する株式会社ヴィエリスで、現在統括本部長を務めている佐伯さん。エステティシャン、マネジメント、社長の補佐、経営陣などの様々な経験を武器にエステ業界で活躍しています。プレイヤーから経営まで一歩一歩キャリアアップしてきた中で感じたエステ業界の定着率の悪さなどの問題を解決するために、女性が活躍できる業界作りに向けた業界のイメージ改革に迫りました。

佐伯 真唯子さん 30代 株式会社ヴィエリス統括本部長

幅広い経験が強みに。様々な視点を持つことで、幅広い業務で価値を発揮

ファーストキャリアは大学で企画事務スタッフだった佐伯さん。エステ業界に入るきっかけは近所のエステサロンに通い始めたことでした。活き活きと働くエステティシャンにあこがれてエステティシャンを目指すようになります。大学スタッフを退職し、美容専門学校に通いながら、エステサロンでアルバイトをして片づけやセッティング、掃除、カルテ整理、受付、電話対応などの下積み生活を送りました。

日々の成長をモチベーションに下積み生活を送った後、職場を変え銀座のスパへ。1社目に比べて身だしなみや言葉遣いに厳しい職場で、業界内での環境の違いに苦しんだと言います。その職場で初めてマネジメントを経験します。自分が言ったことが相手に全く伝わらないことに最初は戸惑いながらも、自分が新人社員だった頃を思い出して、相手によって視点を変えることが必要だということに気づきます。佐伯さんは、努力の甲斐あってマネジメントには自信を持てるようになったと話しています。知り合いの紹介で脱毛サロンの社長補佐を務めるようになった佐伯さんは、指導者としての仕事に苦戦しながらも、経営目線を身につけました。

そして、社長補佐を務める中で、自分なりのサービスの在り方を考えるようになったことを機に、佐伯さんはサロン立ち上げに挑戦します。立ち上げメンバーと何度も深夜までサービスを考えるのはとても想像以上に大変だったと言います。しかし、初めて自分の理想とするサービスを実現したことで、喜びと達成感を味わいました。

佐伯さんはお客様だけでなく、スタッフにも満足してもらえるような職場づくりを目指しています。現場のエステティシャン、マネジメント、社長の補佐、今の経営陣という経験のおかげで、いろいろな視点で物事をとらえ、人の気持ちを考えられるようになったそうです。その経験を活かし、現在はスタッフ育成やサービス企画、売り上げ管理、人材採用など幅広い業務に携わっています。佐伯さんは、この強みを今後も生かしていきたいと話しています。

高みを目指すために目標を持ち続け、女性が長く働きやすい職場・業界にしたい

佐伯さんがエステ業界に入ったきっかけは、エステティシャンが妊娠していても、子どもがいても働き続けている状況を見て、自分もこの仕事がしたいと思ったことだそうです。お母様に物心つく前から「男性に負けないような自立した女性になりなさい」と言われて育てられた佐伯さんには、昔から結婚や出産で仕事を辞めるという概念がありませんでした。佐伯さんのお母様も、佐伯さんが幼いころから60歳を過ぎた今も現役で働いています。そんなお母様の影響もあり、仕事をするなら女性が活躍できる職場がいいと思っていたと語ります。

佐伯さんは、エステ業界で活躍できる女性を増やすために、女性が長く働きやすい職場・業界にしていきたいと話しています。そのために、人事や労務の問題に取り組みたいと考えています。前職よりも一層、「高みを目指すためにはどうしたらよいか」と考えるようになったと言います。常に目標を持ち続けて、その目標が達成できたらまた新しい目標が見えてくるタイプだという佐伯さん。その現状に満足しない姿勢で、より女性の活躍できるエステ業界を作ってほしいですね。

次の目標はエステ業界のイメージ改革。自分からホワイトなイメージを発信

「サロンを立ち上げた時には、自分の理想のお店やサービスを実現するために必死でしたが、それを達成したことで新たに着手すべき改善点が見えてきました」と佐伯さんは新たな目標を語っています。佐伯さんの言う改善点とは、エステ業界の離職率や定着率などの問題で悪い印象が定着していることです。

佐伯さんは、現在勤めている株式会社ヴェリスから、ホワイトなイメージを発信していき、業界の印象を変えていきたいと考えています。「もちろん売り上げのことは常に頭にありますが、それだけでなくこの業界のイメージ改革をしていきたいです。」と佐伯さんは言います。エステ業界は辛いところというイメージが先行している今、その印象を変えられるような発信をするのが、今後の佐伯さんの目標です。

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