消防団サポート店を募集、入団促進の一手に―秦野市 （2016/7/28 タウンニュース）
秦野市は10月1日（土）から開始する「消防団サポート制度」に向けて、消防団員とその家族に割引やポイント付与などのサービス特典を提供する店舗を募集する。対象は市内の店舗事業所で、募集期間は8月1日（月）から。
消防団の団員数は、個人事業主や自治会加入者の減少等により全国的に減少している。今年4月現在、秦野市の団員数は、定数416人に対し393人。団員確保が課題となっている。
市では、団員数の減少を食い止めようと、地域住民や団員家族との交流の場として2013年から消防団フェスティバルを開催。また、毎年10月の市広報紙で消防団特集を組み、団員へのインタビュー記事等を掲載してきた。
今回のサポート制度は、団員が配布された秦野市消防団サポートカードを登録店舗で提示すると、サービスを受けられるという仕組みだ。市担当者は「消防団員の福利厚生を充実させることによって新たな入団の促進を図りたい。団員や家族が地元の店舗を利用することで、商店の活性化にも繋がるのでは」と話す。
サービス内容は店側が可能な範囲で設定できる。連続して1年以上取り組むこと、対象が特定の地域や分団などに限定されていないこと等が条件となっている。登録料はかからない。
登録方法は、消防本部・市HP内にある登録申請書に記入し、消防本部消防総務課に提出（郵送・メール・FAX可）。事前の募集は8月1日（月）～9月9日（金）。10月以降も随時募集する。
8月10日（水）には市消防本部で制度説明会が開かれる。昼の部が午後3時～、夜の部は午後7時～。参加希望者は消防総務課【電話】0463･81･7992へ。
県でも先行して応援事業開始
同様の消防団応援事業は、県内でも川崎市などで以前から実施されてきた。県でも今年4月に「かながわ消防団応援の店登録制度」を開始。全国チェーンの飲食店を始め、各市町村の飲食・小売店、宿泊施設などが登録している。
秦野市内では、全国展開する居酒屋や紳士服店、眼鏡販売店、旅行代理店が登録しているが、個人店の登録はない。
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