[愛知・豊橋市]【働く女性の注目記事】地域の消防団員獲得大作戦!!~消防団も現代風にアレンジ~ (2015/12/24 田中志津江)
この記事は「広報とよはし 平成27年12月15日号『消防団の必要性と地域のつながり』」を紹介し、コメントしたものです。
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広報とよはしでは、消防団について4記事が掲載されています。私は幸いにも身近で大きな災害が起きた経験がなく、消防団の活動についてよく知らずにいました。
消防団は火災消火、災害時の避難誘導、風水害の点検などが主な業務で災害が起きると地域を守るためにいち早く活動します。
しかし、最近では地域になくてはならないはずの消防団員が著しく減少し、高齢化も進んでいるなど各地域で消防団員を集めるのに苦戦しているようなのです。その理由はサラリーマンが多く災害時に駆けつけられないとか、家族との時間を優先したいなどがあるそう。
その一方で消防団員が増えている地域もあり、例えば、団員一人ひとりの負担を軽減し業務別に出来る人が出来ることをするという仕組みを作っています。配達で地域に詳しい郵便局員は災害状況の情報収集をする、避難所での物資配布や外国人対応は大学生が行う、消防団員が勤めで不在時は地元スーパー等の職員が代理を務めるなどです。
その他に消防団員とその家族には、飲食店での割引などのサービスや税金の減免、大学生には就職活動に有利な消防団認定証を発行するなど各地域は消防団員の獲得に駆使しています。
まだ記憶に新しい長野県北部地震では全壊家屋が50棟、半壊家屋が91棟もあった中で消防警察の到着前に地域住民及び消防団の救援救護活動で犠牲者は0!!スゴイ!!と思いませんか!!
災害が増える昨今、今こそ消防団員の活動しやすい環境を整えることが急務ではないでしょうか。各地域やご家庭でも消防団のあり方について真剣に考えてみませんか。