幼児教育と習い事の近未来。子供達の学びと体験の選択肢を無限に広げるサービス (2016/4/27 SOCIAL DESIGN NEWS)
スポーツ少年団に習字にそろばんにピアノに学習塾…。少し前まで、子供達の習い事にそれほど選択肢はなかった。皆同じようなものに通っていることそれ自体が、1つの価値とさえ考えることもできた時代があった。しかし、これからは少し違う。
時代は、一人一人の個性に合わせた可能性を羽ばたかせようと、選択肢の幅広げる衝動にかられている。それは、幼児教育や子供の習い事であっても同じである。ニューヨーク発の「Sawyer」は、地域の様々なアクティビティや習い事を定額課金モデルで提供するサービスだ。
料理にダンス、読書に武道、アートに科学、自然体験に演劇…。様々な習い事から、自由にクラスを選ぶことができる。1つの習い事に縛られることがないので、飽きっぽい子供時代にはいいサービスである。もちろん、多種多様な体験ができるので、子供の個性を知るという意味でも良い。
好きなクラスを月に2つ取るプランが月額39ドル。6つ取るプランは、99ドルだ。
UI(ユーザーインターフェイス)も非常に興味深い。年代とカテゴリーをクリックすると地域の習い事が絞って表示される。そこから予約取る流れだ。
小さな教室が、広く自分たちのサービスを知ってもらうにはコストがかかる。よって、クラスを提供する側にとっても、良いPRプラットフォームになる。関わる皆がハッピーになるサービスだ。日本でも登場してくることに期待したい。
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