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ダンスで運動嫌いを克服?中学の授業にダンス導入 (2016/3/14 JIJICO

関連ワード : 子ども 教育 

ダンスの楽しさを知り、運動嫌いを克服した経験

高知の中学では授業にオリジナルダンスを取り入れているそうです。運動嫌いを克服するためとのことですが、本当にダンスは運動嫌い克服につながるのでしょうか?

私達は幼少時代の成長期において、お遊戯会や運動会などの場で自然にダンスと触れあってきています。その目的は、表現する喜び・記憶力や運動機能の向上など様々です。

このようにダンスと触れ合うことには多くの利点があるのですが、それがなぜ運動嫌いの克服につながるのかを考えてみたいと思います。

ダンスの授業

運動嫌いの理由で一番多いのは、運動があまり得意でないから、ではないでしょうか。誰にでも苦手な事はありますが、苦手な事に自然と消極的になってしまうのは当然の事です。運動嫌いも運動が苦手で積極的になれないから、ますます嫌いになっていくのです。

実は私自身、幼少期は運動があまり得意ではありませんでした。私がダンスを始めたきっかけは、高校時代の友人の影響からでした。

初めてすぐにダンスが楽しいと感じ、虜になり、その事が今でもずっとダンスを続けている一番の理由とも言えます。その結果、運動嫌いも克服できたようです。苦手な事を克服するには、楽しいと感じる事を経験することがとても重要なポイントだと思います。

楽しく踊ることで運動嫌いを克服

「運動嫌いの克服にダンスは有効か?」ということについて、とても有効だと私は思います。ダンスは音楽に合わせて体を動かし表現します。運動の苦手な方でも、音楽に合わせて陽気に体を動かすことはできると思いますが、それでも運動効果は期待できます。

ただ、振付が難し過ぎると、自分が出来ていない事を気にしてしまい、恥ずかしさで嫌になる事もあります。その時は、明るい曲で簡単な振付にチャレンジすると、上手に楽しく踊る事が出来ます。楽しく踊る事が出来れば、運動する事に爽快感を感じ、運動嫌いの克服につながるのではないでしょうか。

仲間と一緒に踊ることでコミュニケーションも

ダンスの振付を覚えるコツは、体を動かすと共に言葉で「ジャンプ」「ターン」「キック」などのフレーズや「ワン・ツー・スリー・フォー」とカウントを口にすると、とても覚えやすいので、皆で声に出して練習してみましょう。振りを覚える時間や上達には個人差があるので、焦らずゆっくりと時間をかけて覚えましょう。

授業でダンスを取り入れた場合、踊る人数が多いので、ダンスに一体感が増して綺麗に見えたり、パワフルになります。ただ踊るだけではなく、交代で踊りを見せ合うと、お互いの刺激にもなり上達にも繋がります。
また、出来ないところを友達と一緒に練習する事により、共感ができコミュニケーションもとれるので授業内容もよりよいものとなります。

上手く踊ることが重要ではない

「ダンスを踊ってみたけれど、上手く踊る事が出来ないから嫌い」という方も中にはいると思います。同じ動作を学ぶ事も大切ですが、ダンスは全員が同じ動きするという必要はありません。ですから、「出来ない」と思わずに自分のなりの表現を大切にして下さい。ダンスは最初の話に出てきた「お遊戯」の言葉の通り、遊び心で音楽を体で表現し楽しみましょう。

提供:JIJICO

著者プロフィール
NOBU/ダンス講師NOBU/ダンス講師
Studio Whip Cream
幼い頃からピアノを習い音楽や歌が大好きな少女でした。中学校時代は器械体操部に所属。高校卒業後、習い始めたヒップホップダンスがきっかけでダンスに魅せられたそうです。その後ダンススタジオのオーナーさんより講師の依頼を受け、ダンス講師として活躍を始めます。そして、公民館などでもダンス指導を開始。生徒さんも増えて順調な時に、左足首の痛みが始まりリウマチを患っていたことがわかります。身動きできないくらいの病状を乗り越え、長くダンスの仕事をしていくためにダンススタジオ設立を決意。周囲の温かい応援や協力を得て、2012年に「Sutudio Whip Cream」を設立。「みんなに支えられて、本当に幸せ」と、ダンスができる喜び、ダンスを教える嬉しさ、ダンスを楽しんでもらえる悦びを日々実感しながらレッスンをしています。
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