田母神容疑者を逮捕 「国家権力にはかなわない」「理不尽だ」逮捕前ツイート ネット選挙ドットコム 2016年4月18日
公職選挙法違反の疑い
東京地検特捜部は14日、2014年の都知事選で選挙運動員に報酬を支払ったとして、軍事評論家で元航空幕僚長の田母神俊雄容疑者(67)を公職選挙法違反の疑いで逮捕した。同時に、当時選挙対策事務局長だった島本順光容疑者(69)も逮捕された。田母神容疑者の政治資金をめぐっては、約5000万円が使途不明金として記載されており、東京地検特捜部が先月から捜査を進めていた。
報道発表によると、田母神容疑者は都知事選後の14年3月、選挙運動への報酬として島本容疑者に現金200万円を支払ったという。また、運動員だった5人に対し、投票を呼びかけて一緒に歩いたことなどへの選挙運動の報酬として、現金計280万円を払ったとしている。
「田母神は逮捕される」
田母神容疑者は、6日付で一昨年2月の東京都知事選後に、私の選挙陣営で選挙運動員にお金を配ったという公職選挙法違反が発生してしまいました。私が直接指示をして行ったことではありませんが、私の無知と監督不行き届きの結果です。皆様方に深くお詫び申し上げます。(Twitterより)
と、ツイート。また、逮捕される前には
本日、田母神は逮捕されるようです。何とも理不尽さを感じますが、国家権力にはかないません。暫く発信できなくなります。(Twitterより)
と書き込んだ。
公職選挙法では、事前に選挙管理委員会に届け出た運動員や事務員に1日につき政令で定められた額の報酬を支給することが認められている。計280万円を受け取った5人は、東京都選管に運動員として登録されていなかった。
取材などで、確かに現金20~30万円を受け取った運動員がいることが判明している。
▼外部リンク
田母神俊雄 Twitterアカウント
https://twitter.com/toshio_tamogami