ドローンが街を修理する?イギリスでドローンによる自動修復都市構想がスタート (2015/11/26 DRONE BORG)
イギリスでドローンが街を修復する「自動修復都市」とも言える構想がスタートしました。
この壮大な構想に携わっているのが、イギリス・リーズ大学のフィル・パーネル教授が率いる研究チームです。もし実現すれば、老朽化が進むイギリス都市部のビルや建物、信号機や道路の保全や修理にかかるコストが大幅に削減可能となるため、イギリス政府もこの構想に420万ポンド(約7.7億円)を投じています。
1つ目は修復が必要な箇所を検知するためのドローンです。建物はもちろん、壊れてしまった街灯や信号機、道路の破損部分などを見つけ出して報告する仕事を行います。
2つ目は実際に修復作業を行うドローンです。イメージとしてはロボットアームのようなものをドローンに搭載して、それぞれの箇所の修復活動を行うものとなります。
これらのドローンが連携しながら人の手を介さずに自動で街を修復するようになることがプロジェクトの最終目標となります。
まるでSFの世界のような話ですが、イギリス政府は巨額の資金を投じて本気でこのプロジェクトを実現しようとしています。将来的には世界中の公共事業や建設事業がドローンに置き換えられる日が来るかもしれません。
source : Robots to replace diggers in plan to turn Leeds in
source : Scientists plan ‘self-repairing city’ with an army of drones
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