全国で663選挙が執行、女性候補は前年割れの12.5%―2020年選挙振り返り (2020/12/29 政治山)
政治山で2020年に実施された全国の選挙結果を集計してまとめたところ、国政は衆院静岡4区の補選が行われ、地方では662の選挙が執行されました。その内訳を見てましょう。
2020年に知事選挙が実施されたのは、投票日順に熊本、東京、鹿児島、富山、岡山、栃木の6都県で、都道府県議会の一般選挙は沖縄県のみでした。
市区町村で見てみると、373の首長選挙(うち無投票156)、274の議会議員選挙(うち補選97、無投票67)が実施されました。
女性候補者の割合は前年割れ
首長選挙の全国平均投票率は58.89%で、最高は小菅村長選挙(山梨県)の94.39%、最低は倉敷市長選挙(岡山県)の25.65%でした。議会議員選挙は全国平均が58.95%で、最高は小菅村議会議員補欠選挙(山梨県)の94.39%、最低は野田市議会議員補欠選挙(千葉県)の12.86%です。
また、政治山で収集可能だった候補者の情報を調べたところ、2020年の候補者数はのべ4265人で、統一地方選が行われた前年の2万4504人を大幅に下回りました。候補者の平均年齢は59.9歳で、最年少は25歳(5人)、最高齢は94歳(1人)、当選者に限ると平均年齢は60.2歳、最年少25歳(5人)、最高齢は86歳(1人)でした。
女性候補の数は533人で全候補の12.5%、うち当選したのは415人で全当選者の12.5%でした(性別非公表のケースを含む)。女性候補者の割合は前年の15.5%を3ポイント下回りました。
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