公明に投票意向、「消費増税」と「震災復興」に高い関心 (2017/10/11 政治山)
10月10日に公示された第48回衆議院議員選挙ですが、急な解散に野党の離合集散と政局のニュースがメディアを席巻し、政策論議は深まっていません。各政党の支持層はどのようなテーマに関心を持って、衆院選を迎えたのでしょうか。政治山では、今回の衆院選の投票先政党と興味・関心を持つテーマについて、全国の18歳以上の男女を対象に9月29日から10月1日まで、インターネット意識調査「政治山リサーチ」を用いた調査を実施しました(回答数885)。
震災復興への関心が他より高い傾向
今回の衆院選で比例区の投票先を「公明党」と回答した人(全体の3.4%)に興味・関心を持っているテーマを3つまで選んでもらったところ、もっとも多かったのは「消費増税」40.0%で、全体の平均値(32.7%、以下同様)を上回り、「社会保障改革」33.3%(25.8%)、「教育・福祉」23.3%(19.7%)と続きました。
次に多かったのは「震災復興」20.0%(8.5%)で、こちらは全体の平均値を大きく上回り、他党の支持層よりも関心の高いことがうかがえました。
経済政策や外交・安全保障への関心低く
一方、「経済政策」への関心は16.7%(26.4%)と平均値を下回っており、「外交・安全保障」16.7%(23.7%)や「憲法改正」16.7%(20.3%)にも、あまり関心は高くありませんでした。公明党に投票する人を性別で見てみると、男女比はほぼ同じでした。
選挙期間を通じて与党としての実績を有権者に届け、「自公で過半数」という目標は達成できるのでしょうか。衆院選は10月22日投票です。
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