【岡崎市】路線バスの外国人運転士の誕生に向けた支援体制「岡崎モデル」を始動 (2025/1/20 株式会社ぎょうせい)
愛知県岡崎市(38万4400人)と名鉄バス㈱は、4月に包括連携協定を締結し、外国人運転士の誕生に向けた支援体制を構築する「岡崎モデル」の取組みをスタートすると発表した。
協定の内容は、①公共交通の確保・維持に向けた外国人をはじめとする多様な人材確保、②子育て支援及び青少年の健全育成、③高齢者支援、④観光の振興、⑤先端技術モビリティ、⑥市民サービスの向上及び地域社会の活性化に資すること。「岡崎モデル」の取組みはこのうち①の一環として進められる。公共交通の確保・維持を見据えた人材確保を図るのがねらい。
名鉄バスは、外国人運転士の採用と日本語教育、就労アドバイスについて、日本語教育事業等を展開する「EGAO(えがお)GROUP」と連携し、市に対しては、外国人運転士の教育・確保状況の報告、外国人運転士の市内定住に向けたサポート要請を行う。
市は、名鉄バスの要請を受けて、運転士の確保・定住に向けた情報を提供するとともに外国人の生活サポートを行う。市、バス会社、日本語教育事業者による外国人運転士の育成の試みは全国初という。
(月刊「ガバナンス」2024年7月号・DATA BANK 2024)
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