[福岡市]スマホアプリを活用し市政情報の音声読み上げサイトを開設 (2023/4/29 株式会社ぎょうせい)
福岡市(156万8300人)は、2022年12月、音声コードアプリ「Uni-Voice Blind」内に、市政だよりや市の公式サイトで公開している「重要なお知らせ」などの情報を音声で聴くことができるページを開設した。
アプリのメニュー画面から「耳で聴くWEB版」をタップすると、「福岡市 耳で聴くWEB版」にアクセスでき、音声読み上げによって市政だよりの内容などを聴くことができる。アプリは無料でダウンロード可。視覚障がいのある人だけでなく、小さな文字を読みづらい高齢者、日本語を読めない外国人らの情報アクセシビリティの向上にもつながる。
音声コード「Uni-Voice」は、日本視覚障がい情報普及支援協会が開発。文字情報を二次元コードに変換したもので、アプリで読み取ると文字情報を音声で聴くことができる。市では、特別定額給付金や新型コロナウイルスワクチン接種のお知らせ等で活用。2022年8月からは、市内の7区役所と市障がい企画課、主な携帯電話ショップにおいてアプリの利用サポートを開始するなど、積極的に普及に取り組んできた。こうした取組みを通して同協会と市は連携を深め、今回の読み上げサイト開設につながった。
(月刊「ガバナンス」2023年3月号・DATA BANK 2023)
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