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[愛知・豊田市]衛星データを活用して「水道管凍結注意マップ」を作成 (2023/5/20 株式会社ぎょうせい

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水道 凍結

※画像はイメージです。

 愛知県豊田市(41万9200人)は、JAXAベンチャーである株式会社天地人と連携し、様々な人工衛星から取得した地表面温度データを活用した「水道管凍結注意マップ」を作成した。

 土地評価プラットフォーム「Tenchijin COMPASS」を使用し、内閣府宇宙開発戦略推進事務局の「課題解決に向けた先進的な衛星リモートセンシングデータ利用モデル実証プロジェクト」の一環として取り組んだもので、冬場における水道管凍結による漏水や断水の注意喚起を図るのがねらい。衛星データを活用して水道管の凍結リスクを評価する取組みは、全国自治体で初となる。

 水道管凍結注意マップでは、2021年12月~22年3月の4か月間に市内の地表面温度がマイナス4℃以下になった日数(1日、2日、3日以上)に応じて水道管の凍結注意度を3段階(濃淡の青色3色)で地図上に表示した。気温がマイナス4℃以下になると水道管凍結のリスクが高まるが、水道管のほとんどが地中に埋まっていることから地表面温度を表示したという。マップではPCやスマートフォンなどから居住地域等における水道管の凍結注意度を確認でき、自宅の水道管凍結防止対策に役立てられる。

 また、市のホームページでは、同マップとともに、タオルや布を蛇口に巻いてビニールテープで固定するなどの凍結防止対策や、凍って水が出ないときや水道管が破裂したときの対応策なども掲載している。

(月刊「ガバナンス」2023年4月号・DATA BANK 2023)

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株式会社ぎょうせい
株式会社ぎょうせいは、1893年(明治26年)の創業以来、当社は各行政分野の専門法規集、都道府県・市区町村例規集など多数の行政・自治分野に関わる書籍を発行してきました。「月刊ガバナンス」は、自治体職員の総合情報誌として2001年(平成13年)に創刊し、自治体職員の皆様をはじめ、議員や地方自治に携わる多くの方々にご愛読いただいています。