[札幌市]アンケート結果のリアルタイムの集計・公表を実施 (2023/2/14 株式会社ぎょうせい)
札幌市(196万700人)は、新たなアンケート手法として、SNSに投稿したアンケートフォームのリンクから回答してもらい、回答状況をリアルタイムで集計してウェブブラウザで公開する実証実験を行っている。
市は市民の意見把握の一手法として郵送やインターネットによるアンケート調査を行っているが、準備や集計・分析に費用と労力がかかり、結果がまとまるまで一定の時間を要することが課題となっていた。そこで、結果が即時に集計され、市民も回答状況が共有できる仕組みの構築を目指して実証実験を実施した。
また、回答者の年代・住まい・意見の傾向等を過去の調査と照らし合わせ、調査手法の妥当性や回答状況公表に対する市民の反応等も検証する。
実証実験は、2022年11月1日~15日に第1回札幌市に対する認識度把握調査として、札幌の食やイベント、観光スポットなどについて回答してもらう調査を実施。5540件の回答が寄せられ、随時、回答状況を公表した。ただ、調査開始後に3000件以上の回答が集中して集計反映のタイムラグが生じたことから、処理速度を改善した上で12月1日~7日に第2回目の調査を実施した。
(月刊「ガバナンス」2023年1月号・DATA BANK 2023)
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