[宮城・石巻市]職員を対象とした「公共交通チャレンジデー」を実施 (2022/12/31 株式会社ぎょうせい)
宮城県石巻市(14万800人)では、2022年7月から12月にかけて、普段、公共交通以外の手段で職場に通勤している職員を対象に、鉄道やバスなどの公共交通を用いた通勤を行う「公共交通チャレンジデー」を実施している。
自家用車の利用抑制及び公共交通の利用促進に率先して取り組むことで、市の地域交通の維持に対する職員の意識向上を図るとともに、課題や成果の分析を行い、全市的なモビリティマネジメントの推進に役立てていくことがねらい。
「公共交通チャレンジデー」は保育士を除く行政職の一般職員等を対象に、毎月第4金曜日(祝日等の場合はその前日)に実施。通勤手段を変更することによって発生する交通費は支給しないものの、職員の積極的な参加を呼びかけている。実施日の通勤時に事故等が発生した場合は、通勤経路に変更が生じているものの、市の施策に基づくものであることから通勤災害の対象として取り扱う。
実施期間終了後には、職員を対象としたアンケート調査を行い、課題・成果の検証を行う予定。また検証結果については、今後、事業所等を対象に展開するモビリティマネジメント推進に当たっての参考データとして活用する。
(月刊「ガバナンス」2022年11月号・DATA BANK2022)
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