[神戸市]こどもケアラー世帯へのヘルパー派遣事業を開始  |  政治・選挙プラットフォーム【政治山】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
トップ    >   記事    >   [神戸市]こどもケアラー世帯へのヘルパー派遣事業を開始

[神戸市]こどもケアラー世帯へのヘルパー派遣事業を開始 (2022/12/24 株式会社ぎょうせい

関連ワード : ぎょうせい 介護 兵庫 子ども 神戸市 福祉 
ヤングケアラー

※画像はイメージです

 神戸市(152万6800人)は、こどもケアラーがいる世帯にヘルパーを派遣する「こどもケアラー世帯への訪問支援事業」を開始した。

 大人が本来担うと想定されているような家事や家族の世話、介護などを日常的に行っている18以下の子どもは「ヤングケアラー」と呼ばれているが、神戸市では18歳以上も含めて「こども・若者ケアラー」として支援を行っている。こどもケアラー世帯への訪問支援事業はその一環として実施したもので、こどもケアラーの負担の軽減や他の支援へのつなぎによる解消を図るのが目的。

 対象は18歳未満のこどもケアラーがいる世帯で、こども・若者ケアラー相談・支援窓口や区の保健福祉課(こども家庭支援室)に相談があった中から、市が支援の必要性を判断してヘルパーを派遣する。主な支援内容は、食事の準備や後片付け、衣類の洗濯、居室の清掃・整理整頓、生活必需品の買い物、家庭の児童の世話等で、大掃除・衣替え等の特別な家事や医療行為等は行わない。

 利用は無料で、週1回2時間以内、派遣期間は3か月以内を原則とする。最大100世帯の利用を想定しており、ヘルパー派遣は訪問介護事業者等に委託している。

(月刊「ガバナンス」2022年11月号・DATA BANK2022)

関連記事
神戸市の人口・財政・選挙・議員報酬
[神戸市]「こども・若者ケアラー相談・支援窓口」を設置
[埼玉県]「ヤングケアラーオンラインサロン」を開催
[埼玉県]「ケアラー支援条例」を制定
子どもと家庭を包括支援する新たな「福祉行政」を目指して―「子ども第三の居場所」美作拠点
関連ワード : ぎょうせい 介護 兵庫 子ども 神戸市 福祉 
株式会社ぎょうせい
株式会社ぎょうせいは、1893年(明治26年)の創業以来、当社は各行政分野の専門法規集、都道府県・市区町村例規集など多数の行政・自治分野に関わる書籍を発行してきました。「月刊ガバナンス」は、自治体職員の総合情報誌として2001年(平成13年)に創刊し、自治体職員の皆様をはじめ、議員や地方自治に携わる多くの方々にご愛読いただいています。