[神戸市]「こども・若者ケアラー相談・支援窓口」を設置 (2021/9/18 株式会社ぎょうせい)
神戸市(153万3600人)は、こども・若者ケアラー当事者や関係者から相談を受け付けて支援につなげる「こども・若者ケアラー相談・支援窓口」を設置した。こども・若者ケアラーとは、ケアを必要とする家族等がいるために家事や家族の世話などを日常的に行っている子どもや若者のことで、市では18歳未満の児童だけでなく20代も含めて呼んでいる。
窓口は市立総合福祉センター1階に開設し、平日(年末年始を除く)9時~17時に電話、Eメール、来所で受け付ける。窓口では、(1)相談への対応、相談ケースに応じた支援方針や支援計画の検討・決定、(2)介護保険サービスや障害福祉サービス等の活用に向けた調整、(3)家族へのアプローチ、(4)学校等における見守り・寄り添い――などを行い、21年度後半にはケアラー同士の交流・情報交換の場づくりも行う予定。
(月刊「ガバナンス」2021年8月号・DATA BANK2021)
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