[福島・いわき市]災害時の危険防止のため「空家等緊急措置条例」を制定 (2022/11/26 株式会社ぎょうせい)
福島県いわき市(31万8500人)は、「空家等緊急措置条例」を制定した。近年頻発している地震や強風などの自然災害により、空家等が周辺環境に危険を及ぼす急迫した状態となる可能性が懸念されている。同条例では、「市長は、人の生命、身体又は財産に空家等による急迫した危険がある場合で、他の手段によっては当該危険を避けるための時間的な余裕がないと認められるときは、当該空家等に当該危険を避けるため必要最小限度の措置を行うことができる」と定めた。
具体的な措置としては、落下や飛散の危険性が高い外壁材や屋根材の除去や固定、防護ネットの養生、転倒するおそれのあるブロック塀の防除や固定などを想定している。
(月刊「ガバナンス」2022年10月号・DATA BANK2022)
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