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[熊本・宇城市]複合型サービスロボット活用の実証実験を実施 (2022/8/13 株式会社ぎょうせい

ロボット

※写真はイメージです

 熊本県宇城市(5万8400人)は、22年4月にリニューアルオープンした不知火美術館・図書館において、清掃・警備・案内の役割を同時に併せ持つ複合型サービスロボットを活用する実証実験を実施した。市は20年にオムロンソーシアルソリューションズと包括連携協定を締結し、相互に連携して新たな技術で地域課題を解決する取組みを進めている。その一環として実施したもので、市民にITを活用して効率化されたサービスを体感してもらい、未来技術への興味を高めてもらうのがねらい。

 実証実験は、複合型サービスロボット1台を配置して4月12日~28日に実施。その結果、ロボットの清掃機能は、人の清掃作業の補助になるものの、テーブル下や壁際の清掃は人作業として残ったため十分力を発揮できなかった。一方で、警備機能が安心・安全な施設運営の補助と窃盗犯など不審者の行動抑止に繋がることや、現場スタッフの手を煩わせずに自立して稼働し、また施設の来館者や施設に損害を与える恐れがないことなどの安全性を実証。ロボットのサイネージによる告知・広告効果も一定程度認められた。市は今後も連携協定に基づき、新たな技術導入の可能性を探っていく。

(月刊「ガバナンス」2022年7月号・DATA BANK2022)

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株式会社ぎょうせい
株式会社ぎょうせいは、1893年(明治26年)の創業以来、当社は各行政分野の専門法規集、都道府県・市区町村例規集など多数の行政・自治分野に関わる書籍を発行してきました。「月刊ガバナンス」は、自治体職員の総合情報誌として2001年(平成13年)に創刊し、自治体職員の皆様をはじめ、議員や地方自治に携わる多くの方々にご愛読いただいています。