[岐阜県]県・市・市教委・県警察が連携して児童虐待に対応 (2022/7/13 株式会社ぎょうせい)
岐阜県(201万6900人)は、岐阜市、岐阜市教育委員会、岐阜県警察と「児童虐待事案等に係る連携に関する協定」を締結した。20年度の岐阜県子ども相談センターの児童虐待相談の対応件数は2268件で高止まりしており、児童虐待等の対応における4者の連携を強化し、児童の安全を最優先にした対策を講じていくのが協定締結のねらい。
同協定に基づき、岐阜市子ども・若者総合支援センター2階に「こどもサポート総合センター」を設置し、4月から4者の担当者(児童相談所職員など県職員5人、市職員14人、県警察職員7人)が同じフロアに常駐。迅速な情報共有と同行訪問、各機関の視点からのリスク評価によって重大事案の見逃し防止を図ることなどに努める。
県と市と警察が同じ建物に入居し、連携して業務を行うのは全国初となる。
(月刊「ガバナンス」2022年6月号・DATA BANK2022)
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