[高知・香美市]市立小学校が国際バカロレア校に認定 (2021/7/31 株式会社ぎょうせい)
高知県香美市(2万6100人)教委は、市立大宮小学校が国際バカロレア(IB)機構からPYP(初等教育プログラム)のIBワールドスクールに認定されたことを受け、同校の全学年でIB教育を本格実施している。全国の公立小学校では初の認定となる。
IB教育は、世界の様々な問題を理解して対処できる子どもの育成に向けてIB機構(本部ジュネーブ)が提供している国際的な教育プログラム。多様な文化の理解と尊重の精神を通じて、より平和な世界を築くことに貢献する、探究心、知識、思いやりに富んだ若者の育成を目標としている。その実現に向け、教科で獲得する知識、概念、技能に支えられながら、教科の枠を超えた「探究テーマ」に基づいて学習を進める。
具体的には、各教科の基礎・基本の定着を図るとともに、仲間とコミュニケーションをとりながら、様々な考えを出し合い、協力して課題を解決していく「探究学習」を推進する。また、市立香北中学校がMYP(中等教育プログラム)の候補校として2023年度の認定を目指しており、認定後は香北中学校区においてIB教育で9年間をつなぐ小中一貫教育を図っていく。
(月刊「ガバナンス」2021年6月号・DATA BANK2021)
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