[兵庫・姫路市]全国初、食品ロス削減マッチングサービスを運用開始 (2021/6/12 株式会社ぎょうせい)
兵庫県姫路市(53万6000人)は、食品関連事業者から発生する食品ロスの更なる削減を図るべく、全国の自治体でも初となる「姫路市食品ロス削減マッチングサービス(Utteco katteco)」の運用を3月から開始した。
市では、19年2月に「食品ロスもったいない運動推進店」登録制度を創設。食品ロス削減に取り組む食品関連事業者を「食品ロスもったいない運動推進店」として登録することで、事業者系食品ロスの削減を推進するとともに、登録制度の普及を通じて市民の食品ロス削減への意識啓発を図ってきた。
同マッチングサービスは、WEBサイト及び市公式アプリ「ひめじプラス」で、市内の食品関連事業者が消費期限・賞味期限の迫る食品や規格外品など、廃棄になる可能性のある食品を通常価格よりも安価で販売する情報を発信し、消費者(市民)はそれらの情報をもとに希望商品の注文予約がスマホやPCでできる。市では、こうした需要と供給をマッチングさせることで、事業系食品ロスの大幅な削減を目指す。また、フードドライブ活動の紹介や開催告知も情報発信することで、事業系食品ロスのみならず家庭系食品ロスの削減も図るという。
(月刊「ガバナンス」2021年5月号・DATA BANK2021)
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