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[埼玉県]非化石証書を活用した県産CO2オフセット電力メニューを創設 (2020/12/27 株式会社ぎょうせい

地球

※写真はイメージです

 埼玉県(737万7300人)は、東京電力エナジーパートナーと、県内の事業者向けに県内のFIT発電所や卒FIT(固定価格買取制度の買取期間が満了した住宅用太陽光発電)に含まれる環境価値を非化石証書として活用した地産地消モデルを構築し、全国初となる実質CO2フリーの「埼玉県産CO2オフセット電力メニュー(彩の国ふるさとでんき)」を創設した。このモデルは、彩の国ふるさとでんきを通し、県内で生まれる再生可能エネルギーを環境対策に積極的に取り組む県内企業に提供し、県内企業の環境活動を支援するもの。

 彩の国ふるさとでんきは、(1)卒FITを活用したメニュー(2)トラッキング付FIT非化石証書を活用したメニューがあり、二つのメニューは、事業運営に必要なエネルギーを100%再生可能で賄うことを目標とする国際イニシアティブであるRE100に適用できる(卒FITによるメニューは見込み)ほか、県の目標設定型排出量取引制度にも適用される。県は、彩の国ふるさとでんきの提供先の県内企業を「県環境SDGs取組宣言企業制度」によりPRするなど、SDGsを通した地球温暖化対策や再エネ環境価値の地産地消を推進するとしている。

(月刊「ガバナンス」2020年11月号・DATA BANK2020)

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株式会社ぎょうせい
株式会社ぎょうせいは、1893年(明治26年)の創業以来、当社は各行政分野の専門法規集、都道府県・市区町村例規集など多数の行政・自治分野に関わる書籍を発行してきました。「月刊ガバナンス」は、自治体職員の総合情報誌として2001年(平成13年)に創刊し、自治体職員の皆様をはじめ、議員や地方自治に携わる多くの方々にご愛読いただいています。