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[兵庫・明石市]こどもの不払い養育費を立て替え (2020/9/23 株式会社ぎょうせい

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※写真はイメージです

 兵庫県明石市(30万3100人)は、こどもの養育費緊急支援事業として、不払い養育費を市が立て替える事業を実施する。市では、こどもを社会全体で守り、健全に育む視点から、離婚等におけるこども養育支援に取り組んでおり、こどもが養育費を受け取れるように支援する。公的な立替制度の実施は全国初という。

 立替制度では、養育費の不払いがあった際に、市が本来養育費を支払うべき義務者に働きかけ、それでも支払いがない場合に、市が1か月分(上限5万円)に限り立替払いをした上で、義務者に対して督促を行う。対象者は、養育費の債務名義がある市内在住のこども。

 事業の流れは以下の通り。

  • (1)申込受付:債務名義などの必要書類を確認し、申込みを受付け。
  • (2)支払要請:義務者に対し、養育費を支払うように促し、支払いがない場合は市が立替・請求をする旨を通知。
  • (3)立替払:市が1か月分の養育費請求権を譲り受け、立替金を申込人指定の口座に振り込み。
  • (4)支払勧告:義務者に対し、債権譲渡の通知とともに、市に対する立替金の支払請求と翌月分以降の養育費の支払を勧告。

 受付期間は、8月31日まで。

(月刊「ガバナンス」2020年8月号・DATA BANK2020)

※編集部注:上記事業の受付は8月31日で終了しています。

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株式会社ぎょうせいは、1893年(明治26年)の創業以来、当社は各行政分野の専門法規集、都道府県・市区町村例規集など多数の行政・自治分野に関わる書籍を発行してきました。「月刊ガバナンス」は、自治体職員の総合情報誌として2001年(平成13年)に創刊し、自治体職員の皆様をはじめ、議員や地方自治に携わる多くの方々にご愛読いただいています。