[熊本・上天草市]職員OBが避難所運営を応援 (2018/5/19 株式会社ぎょうせい)
熊本県上天草市(2万8500人)は、職員退職者会と「避難所運営の応援に関する協定」を締結した。
同会から災害時における応援の申し出があり、熊本地震の検証により、課題であった職員による長期化した避難所運営の改善と避難した市民の不安を和らげるため、同協定を結ぶことにした。
協定の内容は、避難所運営が長期化する場合、2日目以降、同会から一時避難所当たり2人程度が応援し、避難所を運営する職員の補助員として、避難所受付や誘導を行う。これにより、職員の休息時間が確保され、地域に馴染みが深い同会員の存在により、避難した市民の不安が和らぐと期待している。同会は07年に設立され、現在の会員数は186人。
(月刊「ガバナンス」2018年4月号・DATA BANK2018)
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