トップ
   >   記事
   >   フィスコ
   >   NYの視点: トランプ米大統領、依然ヘルスケア法案成立を最優先に
NYの視点: トランプ米大統領、依然ヘルスケア法案成立を最優先に 株式会社フィスコ 2017年4月13日
米国のトランプ大統領はFoxビジネスニュースとのインタビューで、税制改革より前に医療保険問題の解決を依然優先する方針に変わりがないことを明らかにした。同時に、インフラ支出をヘルスケアに結び付ける可能性も示唆した。
医療保険制度改革(オバマケア、ACA=Affordable Care Act)の撤廃で、低所得層などに対する補助金の支払いを大幅に軽減することで支出を減らし、減税や法人税減税などにあてる。トランプ大統領は、税制改革は経済や大中小企業の成長にとり不可欠だが、医療法案を修正することにより、かなりの資金が浮き税制改革を支援することができると説明した。
もし、オバマケアを修正しなければ、減税、税制改革を実施する余力がなくなるとした。コーン米国家経済会議(NEC)委員長は先週、「税制改革案は年内に成立する」と、「8月までに成立する」としたムニューシン財務長官の見解と一致する。しかし、医療保険法案は非常に複雑で成立が困難。税制改革の実施も先送りされるとの懸念も浮上し、金融市場の重しとなっている。
<HT>
- 関連記事
- NYの視点:トランプ米政権政策期待が消費者信頼感に寄与
- NYの視点:オバマケア廃止のプロセス始まったばかりとの見方も
- NYの視点:医療保険制度改革代替法案による心理的ダメージ
- NYの視点:米医療保険改革代替案の下院採決の結果が今後の相場を左右
- 医療保険改革案、政府与党で年末の予算編成に向けて方向性探る―社保審・医療保険部会
- 株式会社フィスコは、投資支援サービス等を提供するプロフェッショナル集団です。2013年4月19日に、インターネットを使った選挙活動を解禁する公職選挙法の改正に伴う新たなコンテンツ提供を発表し、各政治家の発言要約や影響分析のコンテンツ提供を開始しており、その付加価値向上に取り組んでいます。