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春節は「帰省せず都会でのんびり」、出稼ぎ者の考えに変化 株式会社フィスコ 2017年1月22日
中国では近年、春節(旧正月)に帰省せず、出稼ぎ先の都市で過ごす人が増えている。特に若い世代の出稼ぎ者の間では、「春節は故郷で家族と過ごすべき」という感覚が薄く、「わざわざ大混雑する時期に帰省するより、都会でのんびり過ごす方がいい」と考える人が多いという。工人日報が17日付で伝えた。
中国各地から出稼ぎ者が集まる広東省の大都市、深センではかつて、春節の時期には多くの人が帰省し、「町に人がいなくなる」と言われた。しかし、近年は「仕事があるから」「のんびりしたいから」「子供が小さくて帰省が大変だから」といった理由で深センに残り、年越しをする人が増えている。
帰省しない理由は他にもある。東北部の大都市、遼寧省瀋陽市で警備員として働く男性は、「長い休暇をとって帰省している間に仕事がなくなるかもしれない」と心配し、帰省を取り止めた。春節前後の時期は賃金に特別手当が付き、お年玉がもらえることも、帰省取り止めの決定を後押ししたという。
【亜州IR】
<SK>
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