トップ
   >   記事
   >   フィスコ
   >   中国が米無人潜水機を接収、トランプ次期大統領が批判
中国が米無人潜水機を接収、トランプ次期大統領が批判 株式会社フィスコ 2016年12月19日
米国防総省は16日、中国海軍が南シナ海の公海で、米軍の無人潜水機を接収したと発表した。「中国の行為は違法」として、直ちに外交ルートを通じ、返還するよう求めた。複数メディアが伝えた。
中国国防部も17日、「正体不明の装置を見つけたため、航行上の安全問題を防ぐため拾い上げた」として接収を認めた。同部は米側に返還する方針を示しているが、米国が経緯を公表したことについては「一方的に騒ぎ立てた」として非難している。
トランプ米次期大統領はこれを受け、「国際水域で米海軍の研究装置を盗み、海中から拾って中国に運び去るのは前例のない行為」と批判。中国が返還を決めた後は、「米国当局は『盗んだものは返す必要はない。とっておけ』と中国に言うべきだ」などとコメントした。
米国とアジアの同盟国は、中国が南シナ海での軍事的存在感を拡大する動きとして懸念している。
【亜州IR】
<ZN>
- 関連記事
- “中国に対抗” 米、最新鋭F22を豪に配備へ 中国は人工島に対空兵器を配備 高まる緊張
- フィリピン大統領、中国からの兵器購入を表明
- 英、南シナ海に戦闘機、空母を派遣へ 豪も検討 トランプ政権で米中覇権争い激化か
- 中国軍が南・東シナ海で演習、島しょ爆撃訓練も
- 軍事研究 枠組み作りばかりが先行、自分なりの「指針」持つべき
- 株式会社フィスコは、投資支援サービス等を提供するプロフェッショナル集団です。2013年4月19日に、インターネットを使った選挙活動を解禁する公職選挙法の改正に伴う新たなコンテンツ提供を発表し、各政治家の発言要約や影響分析のコンテンツ提供を開始しており、その付加価値向上に取り組んでいます。