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NYの視点:トランプ米次期政権、マーケット重視の財務長官を検討か 株式会社フィスコ 2016年11月11日
米国の第45代大統領に選出されたトランプ氏の側近が、財務長官にJPモルガン銀行のダイモン最高経営責任者(CEO)を検討していると、CNBCが報じた。そのほかにも、大手の投資ファンド運用会社ブラックストーン・グループのスティーブン・シュワルツマンCEOなどの名が挙がっているという。ダイモンCEOは金融機関の取引収益を大幅に抑制している米金融規制改革法(ドッド・フランク法)に強く反対していることでも有名。同法廃止を視野に入れた人選ともいえる。
マーケットフレンドリー、成長重視政策への期待も浮上。金融市場で更なる上昇につながった。金融危機の際、共和党大統領が指名したゴールドマンサックスのハンク・ポールソン元CEOを指名したことが奏功したことも記憶に新しい。その他、米ウォ—ルストリートジャーナル紙は、ジェブ・ヘンサーリング(Jeb Hensarling)下院議員(共和党)も候補として挙がっていると伝えている。 米下院金融サービス委員会のジェブ・ヘンサーリング委員長(共和、テキサス州)は、米金融規制改革法(ドッド・フランク法)の主要条項を撤廃する計画を練り上げた。
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