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政治から読み解く【経済と日本株】:みんな菊地文博氏「外国人投資家の日本離れが進む」 株式会社フィスコ 2014年5月21日
みんなの党宮城県支部長の菊地文博氏が「一昨年の総選挙によって安倍政権が誕生し、大胆な金融緩和策や公共事業拡大路線で市場相場も順調に推移してきたが、ここにきてそのムードが一変してきている!!その証拠に外国人投資家の日本離れが進んでいる。株価も1万5千円を割り込んだままだ!!」とツイートしている。
菊池氏が指摘している通り、市場関係者の多くは海外投資家による日本株離れが粛々と行われていると見ているもよう。アベノミクス相場がスタートしてから海外投資家は累積で15兆円の資金を東京市場に向けたとの観測だが、大発会をピークに日経平均は右肩下がりで推移し、本日は14000円台を下回っている。欧州投資家がロングのポジションを解消しているようだが、要因は第三の矢である成長戦略への失望、日銀による早期の追加緩和実施の後退などなど。
本日発表された日銀金融政策決定会合の結果内容で、公共投資に関しては「高水準で横ばい圏内の動きとなっている」と前回の「増加を続けている」という表現を下方修正した。消費増税に伴う一時的な景気の冷え込みという見方もあるが、地方を中心に展開している公共事業が失速となれば、建設株を筆頭に多くの銘柄に影響を与えることとなろう。
<MT>
- 株式会社フィスコは、投資支援サービス等を提供するプロフェッショナル集団です。2013年4月19日に、インターネットを使った選挙活動を解禁する公職選挙法の改正に伴う新たなコンテンツ提供を発表し、各政治家の発言要約や影響分析のコンテンツ提供を開始しており、その付加価値向上に取り組んでいます。