第11回 多くの出会いがもたらした「気づき」と「成長」  |  政治・選挙プラットフォーム【政治山】

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【龍馬プロジェクトリレーコラム/当選する前・した後でココが変わった】

第11回 多くの出会いがもたらした「気づき」と「成長」 (2013/5/31 北川元気/龍馬プロジェクト広報・国民啓発委員長)

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「地方から日本を変える」を合言葉に、日本全国の国会議員や地方議員などが超党派で集まった『龍馬プロジェクト』。政治山では、龍馬プロジェクトの思いに賛同した若手議員によるリレーコラムを連載しています。初当選した議員に聞く「当選する前・した後でココが変わった」の第2回は、彦根市議会議員で同プロジェクト広報・国民啓発委員長の北川元気氏に、議員になり出会いが広がったことによる変化について綴っていただきました。

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龍馬プロジェクト広報・国民啓発委員長 北川元気氏

龍馬プロジェクト広報・国民啓発委員長
北川元気氏

 私は現在29歳。政治家として地元の彦根市議会議員になったのは、今から約2年前(2011年4月)の統一地方選挙で、当時の私は27歳であり、わずか2年足らずの新人議員です。つまり、タイトルの「変わった」こととは、私の2年足らずの議員経験に基づくものであり、ここではそんな若者新人議員の、身近でリアルな実体験についてお伝えしたいと思います。

 まず、初当選したころと今との違いですが、結論から言えば「すごく変わった」といえます。これには大きく2つの視点があり、(1)自分の変化、(2)自分以外の変化――があります。それぞれにもまた2つの意味があり、(1)良い変化、(2)悪い変化――があります。これらをどう捉え、何を感じるかは読者に委ねることとして、私が出した結論は「すごく変わった」と感じるということであります。

 それでは本題ですが、当選する前とした後とでは圧倒的な違いがあります。それは、会えなかった人に会えるということ。議員という立場がそうさせるのか、私個人の運命なのかは定かではありませんが、少なくとも今まで政治家とは無縁であった私が、全国の有名な方々とご縁をいただけたことは事実であり、明らかに議員になったことにより出会いの数は多くなりました。

 しかし、一方では去っていく友人や知人もいました。「政治と宗教はちょっとね……」。議員となった当初の私は、驚くほどにこの言葉を耳にしました。飲食業界で働く人であれば飲食の話をするし、美容師であれば美容の話をすることが一般的だと思うのですが、政治家という世界は一般の方からすれば異質であり、政治=難しい話とされてしまいます。当然、それまで仲の良かった友人や知人に政治の話をすると「お前は変わった」と言われ、中には去っていく人もいました。

 こうして「出会い」が大きく変わるとさらに変化があります。それは「気づき」と「成長」という自分の変化です。議員になると多くの市民の方から相談を受けますが、その内容はさまざまでどれも深刻です。「間違った歴史教育を正したい」という教員の方、「先生のお力で生活保護を受給したい」という市民の方、「子どもを保育所に入れたい」という母子家庭の方、「市営住宅に入りたい」という高齢の方など。その善悪はさておき、それぞれに抱えた深刻な問題があるという事実に直面します。そして、その問題の背景にあるものを調査することで根本的問題が浮かび上がり、政策提案をするといった「成長」になります。

龍馬プロジェクトの同志

龍馬プロジェクトの同志

 しかし、これもまた一方で政策提案したことが政策実現されるかという点では簡単にはいかず、問題が解決されていないことで「無力感」や「孤独感」を感じることがあります。時に、こうした努力を続けている意味があるのかと自信を失うこともあります。

 そんな中、龍馬プロジェクトと出会った私は本当にラッキーでした。全国の志ある仲間との「出会い」は、これまで自分が失いかけていた自信を取り戻すきっかけとなり、大きい壁に挑んでいく勇気がわいてきました。今でも決して楽ではない政治という仕事ですが、この仲間たちとならやれると確信しています。

 これまで、いくつかの「変わったこと」について述べさせていただきましたが、政治家という「仕事」は、誰もができないことを喜んでやれる大バカ者がやる「志事」だと思います。多くの変化に四苦八苦しながらも、一歩一歩前に進み続け、それでも人様のお役に立ちたいと思い行動できる人こそ「真の政治家」と言えるのではないでしょうか。

著者プロフィール
北川 元気(きたがわ げんき):1983年7月3日、滋賀県彦根市生まれ。
  中学校卒業後、進学せずに飲食業を起業。
  23歳、本当にやりたいことは何なのかを探しに1人アジア一周の旅に出かけ、
  そこで出会った貧しくても夢に溢れた子どもたち、国を想う同世代の外国人たちに衝撃を受ける。
  はじめて「日本を夢でいっぱいにする」という夢を持つ。
  自由人、高橋歩たちと共にインドにタダで通える学校をつくる。
  25歳、知覧神風特攻平和会館で命をかけて日本の未来を想い散って逝った先輩の遺書を見て、
  元気という名でこの世に生まれてきた意味を真剣に考え、
  「すべての人を元気にする」という使命感を持つ。
  27歳、3.11直後、東日本大震災で救助活動に行き、
  日本人として、今こそ自分が立ち上がらなければと政治家になることを決意し、
  地元、滋賀県彦根市にて市議会議員選挙に史上最年少で当選〈1733票獲得〉
  28歳、「龍馬プロジェクト」を通じて全国で同じ志を持った仲間と出会う。
HP:北川元気オフィシャルブログ
facebook:genkiiiiii
twitter:@kitagawagenki
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関連リンク
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