【龍馬プロジェクトリレーコラム/私はこうして政治家になった】
第9回 「揺るがない日本」をつくっていくために (2013/5/17 倉掛賢裕/龍馬プロジェクト)
「地方から日本を変える」を合言葉に、日本全国の国会議員や地方議員などが超党派で集まった『龍馬プロジェクト』。政治山では、龍馬プロジェクトの思いに賛同した若手議員によるリレーコラムをスタートすることにしました。メンバーが政治家を志した理由や、各々が考える日本の政治の問題点など、「熱い思い」をお届けします。第9回は大分市議会議員で龍馬プロジェクトの倉掛賢裕氏に、政治家を志したきっかけや、わが国とその将来に対する思いを綴っていただきました。
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私は、幼少のころから周りの大人やその代表である政治家たちの言行不一致に対していつも傷つき、不信を抱き、自分が大人になったころの子どもたちには絶対に同じ思いをさせたくないと常々考えていました。
時が流れて、私は24歳となりはしたものの、私心に溺れた政治ばかりが行われていることは変わらず、誰がやっても変わらないと皆が諦めている。私自身も、子どものころの思いを持ちながら何の行動も起こしていない。そんな自分を見つめ直し、「これでは、おれが嫌いだった人たちと何も変わらない。誰かがやらなければならないと思っているなら、そう思ってるおれが、今からやらなければならない!」。そう決意し、希望や幸福感に満ちた誇りある日本と、子どもたちに尊敬される政治を次世代へと継承していくため、一度きりの人生を政治家として全うする覚悟を決めました。
私たち人間の存在はこの地球の長い歴史の中で、たかだか数十年、ほんの一瞬の過程に過ぎません。しかしながら、その過程の積み重ねが歴史であるのなら、何を成すか、どう生きるかは大変重要であり、後世に対する責任は重いものだと思います。
広く世界を見渡してみても、わが国日本のように連綿と続く皇室を持つ国はなく、私たちの祖先が世界中のどの国民よりも自然を尊び敬い、共生してきたからこそ、現在の繁栄を成し得たのだと考えています。
古代より自然を崇拝してきたわれわれ日本人。これこそ世界に誇るべき日本の力であり、人類が地球上で幸せを実感し、共生していくモデルとするにふさわしいもの。グローバル化した情報社会の現代で、日本が生き抜いていくためには、世界にとって重要な役割を持つ国でなければならず、言うなれば国家使命を持たねばなりません。祖先が示した幸せな生き方のモデルを世界の国々や人々へ発信し、共生文明の礎を築くことであり、それを後世へと継承していくことが、今を生きる日本人の使命であるのだと思います。
わが国にはかつて「教育勅語」が存在し、そこには万国共通、人類普遍の教えが説かれていましたが、今やその教えは教育現場でほとんど語られなくなってしまいました。教育勅語に代わる国家としての思想軸を策定し、天皇陛下を中心に国民が1つの国家目標の下、夢を持って生きていくことが、今後のわが国の繁栄に必要不可欠であり、急がなければならないことだと考えています。
そして天変地異も含め、何があっても揺るがない日本国をつくらなければなりません。教育、外交、防衛、経済、社会保障、すべてにおいてまずは日本国民1人ひとりが自国の歴史や自分のルーツを正常に認識し、国際人としての視野を持って世界に誇れる日本人となることこそ、強い日本をつくることにほかならないのです。
龍馬プロジェクトは、『揺るがない日本』をつくっていくために、全国の地方志士が立ち上がった集団です。私も、神谷会長をはじめとする同志とともに全国を駆け巡り、党派を超えた国家観を共有する仲間を集めました。そしてその仲間たちと、私たちの目指す日本のビジョン「国是十則」を策定しました。世界中のどこに出しても恥ずかしくないものと自負しています。1日も早く「国是十則」を実現し、誇りある日本を幾久しく継承していくために、政治家としてこの人生を費やしていく覚悟です。
今後とも龍馬プロジェクトをよろしくお願いいたします。そして、子どもたちに誇れる日本とカッコイイ大人の背中を伝えていきましょう。
- 著者プロフィール
- 倉掛 賢裕(くらかけ まさひろ):1973年11月2日生まれ。24歳で政治家を志し、飛び込みで代議士秘書に。その後サラリーマン経験を経て35歳で大分市議会議員に当選。平成24年度龍馬プロジェクト幹事長、現在は自民党大分県連青年部長、大分県内若手超党派の政治家グループStart!おおいたの事務局長を務める傍ら、スポーツ少年団指導者、ラジオ体操1級指導士としても活動中。
HP:大分市議会議員 倉掛まさひろ 公式ホームページ
ブログ:大分市議会議員倉掛まさひろオフィシャルブログ
facebook:kurakakemasahiro
twitter:@oitakurakake
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