【龍馬プロジェクトリレーコラム／私はこうして政治家になった】
第7回 「政治」には世の中を変革していく力がある！ （2013/5/3 石川勝／龍馬プロジェクト全国会総務局長）
「地方から日本を変える」を合言葉に、日本全国の国会議員や地方議員などが超党派で集まった『龍馬プロジェクト』。政治山では本日から、龍馬プロジェクトの思いに賛同した若手議員によるリレーコラムをスタートすることにしました。メンバーが政治家を志した理由や、彼らが考える日本の政治の問題点など、「熱い思い」をお届けします。第7回は元大阪府吹田市議会議員で同プロジェクト全国会総務局長の石川勝氏に、政治家を志したきっかけ、龍馬プロジェクト始まりの経緯や同志への思いを綴っていただきました。
◇ ◇ ◇
龍馬PJ全国会総務局長・石川勝氏
私が政治家を志すきっかけとなったのが、青年会議所運動（JC）です。1992年以降私は、仲間たちと共に、時間とお金と労力を使って、まちづくり運動に没頭していました。「自分たちのまちは自分たちで創る！」そんな気概を持っていましたので、政治にまったく期待していませんでしたし、「政治家は私利私欲でやっているもの」という印象を持っていましたので、正直、「政治家に何ができんねん！」という感情がありました。
そんな思いを抱きながら2000年に吹田JCの理事長を仰せつかり、まちのことを真剣に考える中で、阪神淡路大震災の時に全国各地からたくさんのボランティアの方々が駆け付けたことに、これからのまちづくりの在り方のイメージを抱いたのです。私もそうであるように、みんな「人の役に立ちたい」「誰かに喜んでもらいたい」、そういう気持ちがあるということに強く関心を持ち、「その力をもっとまちづくりに活かそう！」と考えるようになったのです。
そこで、あれこれ考えた結果、「JC運動や地元活動には限界がある、世の中を変革していく力は、あの期待していなかった政治にある！」と気づいたのです。
「政治を通じてなら、世の中を変えることができる」
「政治の場で活躍して、みんなを喜ばせてみたい！」
「俺が政治家になって、私利私欲を捨てて政治をやれば、周りのみんなが政治に期待してくれるようになるはず！ そうすれば、みんなが喜ぶまちづくりを、官民一体となってやれるはず！」
「選挙で当選するのは困難だろうけど、今まで一緒にがんばってきた仲間の思いを集められれば、素人のおれでも当選できるはず。やればできるということを、みんなと共に実現したい。その姿を後輩たちに胸を張って見せたい」
そんな気持ちを持って出馬したところ、大当選させていただくことができました。
ところが現場は、そう甘くはありませんでした。議会には議会独特のルールがあって、私の意見が通せるようになるまでには相当時間がかかることを知りましたし、政局争いに重点が置かれる中で、数の力がなければどうしようもないことを受け入れざるを得ませんでした。
そしていろいろ悩んだ末に、「同じ思いを持った政治家を増やすしかない」という、当たり前の結論に達したのですが、同時に意外に地方議会で本気で仲間を集めている会派がないことにも気づき、さらにはよくよく考えてみると、自分も現職の議員さんからのお誘いを断って、1人で闘ってきた身であったことを再認識したのです。
龍馬プロジェクトの同志
さて、同志を集める！と決心し、「この人となら政治家人生をかけられる！」と思った最初の人が、当時吹田市議の神谷宗幣氏でありまして、彼に、まず私を知ってもらおうと考えて、私が人生を切り拓いてきた吹田JCを紹介しました。そうしたら、神谷議員から「林英臣政経塾」（龍馬プロジェクトの源流）を紹介されたのです。今考えれば、この瞬間が龍馬プロジェクトの始まりだったのだと思います。2人の共通感はみるみるうちに広まって、吹田から大阪、関西から日本、そして世界を意識するようになり、現在では新文明の創造、われわれが描くところの「共生文明の創造」に向けて共に歩むこととなりました。一度きりの人生！ 歴史の大舞台で活躍していきたいと思えるようになったのです。
【事は1人から起こるが、1人では進まない】
「龍馬プロジェクトを通じて出会ったみんなの力を、どう活かしていくか！」。それが私の役割であることを、今一度かみしめております。これからも初心を忘れずに、天命に従い正義を貫いていく覚悟ですので、同志の皆さまよろしくお願いします。そして、何よりこの文章を最後まで読んでくださったあなたさまとのご縁を感じ、心から感謝しております。ぜひ、共に闘いましょう！ 輝く日本の未来のために……。
ありがとうございました。
- 著者プロフィール
- 昭和43年8月3日大阪府吹田市生まれ。神戸学院大学法学部卒業。
【経済活動】不動産業・建築業・保険業・まちづくり会社
【まちづくり】2000年度吹田青年会議所理事長。PTA会長。消防団。青少年対策。
【政治】平成19年4月吹田市議会議員当選・平成23年4月吹田市長選挙落選・地域政党「龍馬プロジェクト×吹田新選会」代表。
※現在、地元企業ならびに学生と共に、「すべての人・モノを輝かせる」まちづくりに挑戦中！
HP：石川勝オフィシャルウェブサイト
ブログ：石川勝オフィシャルブログ
facebook：ishikawa.masaru1
twitter：@ishikawamasaru
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