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第24回政治山調査「現職・田辺氏優勢も半数近くが未定、高田氏が支持を伸ばすか―静岡市長選2015」 (2015/3/23 政治山)

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 3月26日(木)に告示される10の知事選を皮切りに、2015年の統一地方選挙が幕を開けます。道府県と政令市の首長ならびに議会議員選挙の投票日は4月12日(日)。それ以外の市区町村の首長と議会議員選挙は4月26日(日)投票です。政治山では、前半戦の静岡市長選に注目し地域の課題と有権者の動向について調査を実施しました。今回はその概要をお届けします。

田辺氏が自民を軸に浸透、高田氏は幅広い層から支持

 3月29日告示、4月12日投票の静岡市長選挙には、自民・公明の推薦を受け再選を目指す現職の田辺信宏氏(53歳)、市民団体役員で共産党が推薦する新人の松浦敏夫氏(62歳)、ドラッグストアチェーン役員で同じく新人の高田都子氏(62歳)の3人が立候補を表明している。

 ここでは、誰に何人が投票するかという数値の公表は控え、各政党の支持者がどの候補者を支持しているのか、その傾向をご紹介する(グラフ1)。

(グラフ1)現在、静岡市長選に立候補を表明している3人のうち、誰に投票しますか?

 全体としては投票先未定が半数近くに上るが、多くの首長選挙と同様に現職優勢と言える。まずは自民党支持者から見てみると、田辺氏52.2%、松浦氏0%、高田氏8.2%と現職への固い支持がうかがえる。

 公明党支持者にも現職が浸透しているが、民主党支持者では田辺氏31.6%、高田氏23.7%と両者の差が縮まり、維新の党支持者では田辺氏11.1%、高田氏13.9%と逆転している。共産党支持者は松浦氏が35.7%ともっとも多いが、14.3%が高田氏と回答している。

現職・田辺氏支持の8割が行政サービスに「満足」

 次に、各候補者の支持者が、現在の市政にどの程度満足しているのかを尋ねた調査から、特徴的な2つの項目について紹介する。

 まずは行政サービス全般に対する満足度について尋ねると、全体としては51.0%が「満足」または「どちらかと言えば満足」と答え、49.0%が「不満」または「どちらかと言えば不満」と回答、評価は真っ二つに割れている(グラフ2)。

(グラフ2)現在の市政(行政サービス全般)についてどの程度満足していますか?

 これを候補者ごとの支持者別に見てみると、「満足」または「どちらかと言えば満足」と回答した人の割合は、田辺氏支持者では約8割に迫る高い満足度を示したが、松浦氏支持者では5割を、高田氏支持者では3割を切っていることが分かった。

高田氏支持の9割が市政に「不満」、地域経済と雇用に課題

 続いて、地域経済の活性化と雇用対策についての満足度を尋ねると、先ほどの設問とは異なる回答傾向が見られた(グラフ3)。

(グラフ3)現在の市政(地域経済の活性化や雇用対策)についてどの程度満足していますか?

 全体としては7割超が「不満」または「どちらかと言えば不満」と回答。現職である田辺氏を支持する人の間でも否定的な意見が半数を超え、松浦氏支持者では8割弱、高田氏支持者に至っては9割超が「不満」または「どちらかと言えば不満」と答えている。

 これらのことから、現職である田辺氏が優勢であるものの半数近くの有権者が態度未定であること、必ずしも現市政に対する評価が高いわけではないこと、そしてその受け皿として高田氏が支持を拡げつつあることがうかがえた。

 最後に、「あなたが、普段の暮らしの中で困っていること、政治に解決してほしい課題をお聞かせください」と尋ね、自由記述による回答を得た433件のうち一部を抜粋して紹介する。

【普段の暮らしの中で困っていること、政治に解決してほしい課題】抜粋
70代男性 医療環境の充実。特に市立清水病院の診療科の充実
40代女性 去年とにかく保育園に子供を入れるのが大変だった
60代男性 静岡市の活性化のため、東静岡駅市有地の活用の方向性を示してほしい
30代女性 駿河区に住んでいるが車を持っていないため区役所への交通手段がない
50代男性 静岡市の借金額の減少。駿府城再建や東静岡開発などの無駄な工事の廃止
60代女性 街灯が少なく夜物騒。病院が少ない
70代男性 町内会が高齢化して行事に若者の参加が少ない
20代女性 ハローワークにある仕事が少ない
40代男性 清水区の病院の医療体制
40代女性 静岡市葵区の公園は、駐車場がなくて不便

本調査レポートについて

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<調査概要>

調査対象者 静岡市内在住の有権者
回答者数 633
調査期間 2015年3月18日(水)~20日(金)
主な質問 ・属性(性別・年代・職業・未既婚・子供の有無)
・どの政党を支持しているか
・誰に投票するか
・現市政にどの程度満足しているか
  行政サービス全般、市長や議員の活動、まちの安心・安全、
  買い物や通勤などの利便性、緑や公園、静かさなど快適度、
  出産や育児などの支援体制、医療や福祉などの支援体制、
  地域経済の活性化や雇用対策
・選挙と候補者の情報をどのように入手するか
・まちの重要な課題は何か(優先すべき政策課題)
・困りごと、政治に期待すること(自由記述)
調査手法 インターネット調査(政治山リサーチ)
調査実施機関 株式会社パイプドビッツ 政治山カンパニー

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