[神奈川・厚木市]厚木市「AYUCO」―子育て支援パスポートが電子化 (2020/9/10 マイ広報紙)
この記事は「広報あつぎ 2021年9月1日発行号『【Zoom Up】買い物時のサービスで子育てを応援 子育てパスポートが電子化』」を紹介し、コメントしたものです。
子育て世帯が地域で買い物をする際に、登録店舗で割引や特典などのサービスを受けられる子育て支援は、内閣府が進める「子育て支援パスポート事業」など全国で行われていますが、今回ピックアップした厚木市の『広報あつぎ』では、「子育てパスポートAYUCO」の電子化リニューアルを紹介しています。
「AYUCO」を15年間運用してきた厚木市では、手続きの簡素化や利便性の向上を目指して10月に電子化を予定しています。特長は以下の通りです。
・手続きの迅速化
従来は窓口での申請からカード受け取りまで2週間ほどかかっていたところ、窓口に行かずその日から使えるようになります。
・検索機能が充実
キーワードや受けられるサービス、位置情報などから店舗の検索ができ、子どもと一緒に安心して出かけることができます。
・サポーター店舗の登録も簡単
店舗の基本情報やサービス内容もオンラインで登録・変更が可能、ホームページの無いお店でも情報発信できます。
・市外在住でも利用可能
周辺自治体からも多くの子育て世帯が買い物などに訪れる同市ですが、市外在住でも利用することできます。
新型コロナウイルス感染症の拡大が続く中ですが、その対策と並行して地域経済の振興や子育て世帯の支援などの取り組みも進めていく必要があります。行政のデジタル化やデータ利活用、新しい生活様式への対応にも繋がる本事業は、10月1日開始予定です。
子育てパスポートAYUCOの電子化リニューアルについて
(厚木市発表資料より)
1.概要
子育てパスポートAYUCOの会員申請やサポーター店舗検索、カード表示等全てをスマートフォンで完結できる電子システムを構築することで、市内商業店舗の販売促進及び子育て世帯の支援を図ります。
2.リニューアルのポイント
(1)使いやすさアップ
会員申請や店舗検索、カード表示を全てスマートフォンによりできるようになります。
電子化で検索機能を強化し、店舗のジャンルや受けられるサービス内容、現在地等の条件から行きたい店舗を検索できるほか、子育て情報(授乳室・おむつ交換台の有無、粉ミルク用のお湯提供等)も確認でき、子育て世帯が使いやすいツールにしました。
(2)新しい生活様式に対応
申請やカード受取をスマートフォンで行えるため、来庁する手続が不要になります。
また、店舗の紹介ページを作成したことで、ホームページがない店舗もインターネットで宣伝ができるようになり、コロナ禍での販売促進の一助になることも期待できます。
(3)デジタル化で業務効率化
カードやガイドブックの印刷費等を削減できるほか、申請受付からカード発行、登録
情報の管理、掲載情報の更新等全ての業務を1つのシステム内に集約しました。
3.リニューアル実施日
令和3年10月1日
4.その他
(1)事業開始年 平成18年
(2)会員カード発行数 17,304枚※
(3)サポーター店舗登録数 371店※
※令和2年度末時点
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