[福岡・香春町]「香春チェック」に「タカタータン」、まちを彩る格子模様 (2020/6/15 マイ広報紙)
この記事は「広報かわら 令和2年6月号『香春町学校再編だより(広報版)』」を紹介し、コメントしたものです。
海外ではタータンと呼ぶことの多いタータンチェック。いくつかの自治体ではオリジナルのタータンをデザインし、本場スコットランドの老舗メーカーや公的機関の認定を受けているものもあります。今回は、福岡県香春(かわら)町立香春思永館の制服に使用する「香春チェック」を紹介した『広報かわら 令和2年6月号』の記事をピックアップします。
香春チェックの制作にあたっては、児童・生徒が参加するワークショップが開催され、同町の地域おこし協力隊隊員でテキスタイルデザイナーの村上夕子さんもアドバイザーとして参加。完成したデザインは香春思永館の制服やカバンに採用され、スコットランドの老舗キンロック・アンダーソン社から認定を受けるとのことです。
香春チェックに込められた願いを、記事では以下のように紹介しています。
「『香春チェック』は落ち着いた色をベースとして、知的な印象を与えつつ、香春町の木に指定されているイチョウの黄色や町のシンボルである香春岳の緑を取り入れた可愛らしいチェック柄です。香春町のすてきな自然に包まれ、健やかで明るい日々を過ごしてほしい、そんな思いが込められています」
タータンは日本の家紋のようなものと例えられることもあり、スコットランドの政府機関であるスコットランド・タータン登記所からは、兵庫県神戸市の「神戸タータン」や丹波篠山市の「篠山タータン」、多可町の「タカタータン」などが認定を受けています。それぞれ、地域への思いや未来への願いを込めてデザインされたものです。皆さんの地域には、どのような格子柄が似合いそうですか?
[参考]広報かわら 令和2年6月号
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