[神戸市]【働く女性の注目記事】年の初めに地震への備えを再点検! (2017/1/12 田窪孝子)
この記事は「広報紙KOBE 2017年(平成29年) 1月号『“もしも”に備えて安心 地震対策、できていますか?』」を紹介し、コメントしたものです。
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1995年、お正月が明けて間もない1月17日の朝、テレビに映る折れ曲がった阪神高速道路を見た衝撃は今でも忘れられません。
西宮に住んでいた知人の家では大きなテレビが飛び、カップ&ソーサーのカップがすべて割れたと聞きました。2カ月の乳児を抱えていた友人は、ショックで母乳が出なくなってしまったそうです。ガスが復旧するまで毎日のようにカセットコンロでレトルトカレーを温めて食べていたという義弟は、大好きだったカレーを見たくなくなったと言っていました。
あれから22年が経ちましたが、その間、国内でも海外でも地震の被害は留まることがありません。
広報紙KOBE1月1日号には地震のときの「もしもの備え」についての記事が掲載されています。1月17日には、神戸市内全域で地震の際の安全確保行動である「まず低く、頭を守り、動かない」を身に着けるための「シェイクアウト訓練」が予定されています。
ご存知の方も多いかと思いますが、「Shake Out(シェイクアウト)」はアメリカで生まれた一斉防災訓練で、日本でも普及のためのWEBサイトがあり、訓練に必要な学習資料やパンフレット、イベントの情報、各地で行われたシェイクアウト訓練の告知や報告がされています。(http://www.shakeout.jp/)
私はこの運動について今回初めて知ったのですが、自分の住む地域でも毎月訓練が行われていることがわかりました。被害を減らし、落ち着いて行動するために、日頃の訓練や備えをしっかりすることが大切ですね。