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[群馬・桐生市]第22回「市民の声」アンケート 集計結果のお知らせ (2016/12/6 金井茂樹)

この記事は「広報きりゅう 平成28年11月号『第22回「市民の声」アンケート 集計結果のお知らせ』」を紹介し、コメントしたものです。

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自治体は“市民ファースト”を実現するために、「広報」とともに「広聴」をとても大切にしています。自治体のなかには、この広報広聴活動を担当する部署の名称を「広報広聴課」ではなく、「広聴広報課」としているところもあります。行政は、市民から意見・要望を日々受け付ける一方で、世論調査やアンケートを活用して積極的に“市民の声”を聴く努力を続けています。

今回は、広聴活動に関する記事を掲載している広報紙のなかから、群馬県桐生市「広報きりゅう」平成28年11月号の“第22回「市民の声」アンケート 集計結果のお知らせ”を取りあげます。この記事は、桐生市が隔年で実施している「市民の声」アンケートの結果報告です。調査の概要をはじめ、継続して行っている基本調査、個別の施策に関する個別調査が紹介されています。とくに、基本調査については、満足度が高い項目、不満度が高い項目、満足度が向上した項目、満足度が低下した項目にわけてポイントをおさえた説明がされています。この結果をみれば、“不満足度が高く、満足度が低下した項目”が地域の課題になっていることがわかります。広聴活動の結果を広報紙で広く公開することは、地域の現状や評価を市民が共有するという点からもとても大切なことだと思います。

最近では、多くの自治体が市民を対象にした調査を実施し、その結果をホームページに公開しています。自治体のなかには、調査結果の個票データを公開するところもあります。今後、その調査結果がオープンデータとして公開されるようになれば、市民が自由に分析・活用できるようになります。市民による“市民の声”の共有は、政策議論や市民参加を活性化する可能性があると思います。広聴活動にかかわるあらゆるデータが、オープンデータ化されることを期待します。

☆群馬県桐生市のマスコットキャラクターは「キノピー」です。

  • [筆者]「自治体広報広聴研究所」代表、公共コミュニケーション学会会員、元自治体職員、東京都在住 金井茂樹
  • [参考]広報きりゅう 平成28年11月号

提供:マイ広報紙

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