[東京・足立区]【働く女性の注目記事】思いやりのヘルプマーク (2016/8/18 岩崎美穂)
この記事は「あだち広報 2016年8月10日号『ヘルプマークを覚えてね』」を紹介し、コメントしたものです。
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ヘルプマークというものをご存じですか? 恥ずかしながら、私は広報あだちを読むまで知りませんでした。東京都が2012年から配布している助け合いのマークで、赤色で描かれた+(プラス)の絵は「助けを必要としている」という意味で、ハートは「助ける気持ち」を表したマークだそうです。外見からはわからない、義足や人工関節、内部障がいや難病、聴覚障がいや知的障がいの方などを対象に、援助や配慮をしやすくするという意味をこめてつくられました。
元気そうに見えていても、抱えているものは外見からはわからないので、助けを必要としていることに気づいていませんでした。でも私のような人も多いと思います。このヘルプマークでさりげなく周囲に知らせてくれることによって、できる配慮や援助が増えてくるのではないでしょうか。当たり前のことですが、電車やバスの中での席の譲り合いや街中で困っているようであれば声をかけるなど。また、災害時にはこのマークにより迅速な避難や対応を可能にし、そして避難所などでも配慮や援助をしやすくなると思います。
このヘルプマークは都営地下鉄各駅や都営バス各営業所などで無料配布されています。東京都から少しずつ全国に広がり、青森県・京都府・徳島県・札幌市でも配布されるようになりました。思いやりを行動に。みなさんにとってもヘルプマークが声をかけるきっかけになればいいと期待を寄せています。