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シニアこそユーチューバーにトライすべき5つの理由 (2019/2/12 瓦版

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人生100年時代にシニアはどう活動していけばいいのか

人生100年時代といわれている。寿命は確かに伸びているが、収入面の保証は何もない。生涯現役をその言葉通り全うするには、肉体面はもちろん、経済的な安定が伴ってこそ成立する。年金受給も心もとない中で、シニアフリーランスも増大しているが、実は意外な狙い目がある。ユーチューバーだ。20代~30代の専売特許と思われがちだが、シニアこそユーチューバーにトライすべき理由がある。

ワークスタイルアワード

論より証拠。とにかくまず、実際に活躍するシニアユーチューバーの事例をみてみよう。成羽さんは、登録者約5500人を誇るユーチューバー。御年なんと73歳。ユーチューバー歴は4年になり、視聴回数は延べ168万回を超える。本格的にやっているという条件付きなら日本最高齢かもしれない。その活躍が認められ、パーソルが主催する「Work-Style AWARD」のシニア部門で「グッドワーキニスタ」の一人にも選出された。

「これまでの4年で何度となく壁にぶち当たってやめようと思ったこともあります」と率直に振り返った成羽さん。だが、その度に視聴者から「笑顔をもらった」、「元気になれた」などの声をもらい奮起。いまに至っているという。

ユーチューバーデビューは69歳の春。そのきっかけは、仕事を辞めて行っていた親の介護を終え、ポッカリと時間ができてしまったこと。何かしたいと思っている中でユーチューブにはまり、そこで目にしたユーチューバーにビビッと来て決断。70歳を前にして未知の世界へ踏み込んだ。

もちろん、最初はうまくいかなかった。ネット越しとはいえ、カメラに向かって話すことなどしたことがない。緊張で震え、目線も宙を舞う。それでも持ち前の好奇心の強さで、やりたいことをスマホで映像に捉え、その動画配信を続けた。更新ペースはなかなかのもので、ほぼ毎日という活発ぶりだ。

内容は、新製品の開封動画や新入社員へのマナー講習的な動画、コスプレ動画もある。やってみたかったという東海道五十三次をめぐる動画も配信している。ジャンルを問わず、とにかく興味のあることに臆することなくチャレンジし、それを映像化する。

日々挑戦、そしてそれを不特定多数に公開する――。そんな毎日だから、程よい緊張と喜びに満ち溢れ、時間が過ぎていく。成羽さんが年齢より若々しく、イキイキしているのも当然かもしれない。

シニアがユーチューバーにトライすべき理由

シニアユーチューバー成羽さん

「私みたいなのでもこんなことができる。そういうところを見てもらって励みになれば」と成羽さんは他のシニアにもユーチューバーへのトライを推奨する。イキイキと輝く成羽さんをみていると、確かに多くのシニアにユーチューバーを薦めたくなる。実際、シニアがユーチューバーに挑戦すべき理由はいくつかある。

若返る
ひとつは成羽さんの事例で証明されているように若返ることだ。好奇心が赴くままに新しいチャレンジをし、それを赤の他人に公開する。ともすれば内にこもりがちなシニアにとって、これ以上の“刺激”はない。ユーチューバー挑戦は、老け込まないための最適の治療薬といっても過言ではないだろう。

時間がある
成羽さんの場合、仕事を辞めて親の介護をしていたが、亡くなったことで時間がぽっかりできてしまった。一般的にシニアなら定年し、時間的には余裕があるだろう。余生としてゆっくり過ごすのもいいが、その時間をユーチューブでの活動に回すことでそれがいきがいになり、さらに小遣い程度でも収入も得られる。そうだとしたらまさに一挙両得。こんなにいいことはないハズだ。

知恵がある
社会人として半世紀近く経験を積み重ねているシニアには何かしら知識が蓄積されている。金融マンだったのなら金融の、製造業だったのなら製造ノウハウ、スポーツ関係ならその専門知識…など、少なくとも初心者以前の人に教えるだけの十分な知見は持っているハズだ。それをそのまま映像として公開するだけでも価値が生まれる。これは若者には及ばない部分であり、シニアユーチューバーの大きな強みといえるだろう。

余裕がある
時間はもちろんだが、心にも余裕がある。だからこそシニアはユーチューバーに適している。なぜなら登録者獲得のために無茶なことをするユーチューバーもいるが、これでは当人もすり減るばかりで、継続は困難。それなりに懐には余裕はあるシニアなら収入は二の次と割り切れる上に、あくまで自分の興味や得意をマイペースで動画に収めているだけでも批判は受けづらい。うまくいけば結果的に収益も得られる。シニアは、健全なユーチューバーとして活躍しやすい状況にあるといえるだろう。

新しい仲間ができる
成羽さんもそうであるようにユーチューバーとして活動していると、自然と横のつながりもできてくる。そうなれば、視野が広がり、さらに新しいチャレンジもしやすくなる。高齢になるとコミュニティは内へ向かい、小さくなりがちだ。だが、ユーチューバーになることでそれが解消され、新たな世界とのつながりもできる。恥ずかしいはほんの一瞬。一歩踏み入れるとその先には大きな世界が広がっている。

シニアにとってのユーチューバー挑戦はいいことづくめといえる。もちろん、機器の使い方が分からない、顔出しすべきなのか、ネタはどうするのかなど、不安材料もあるだろう。成羽さんも顔出しについては最後まで迷ったという。だが、いまや堂々と顔出しで情報発信している。不安以上にリターンが大きいのがシニアにとってのユーチューバーなのだ。

成羽さんは宣言する。「生きている限り、動画投稿を続けていきたい」。目指すは登録者50万人。人生100年時代。日本人は晩年は静かにひっそり派が多いが、ラストだからこそ、人生を好きなように思う存分楽しむ。万人向けとはいえないにしても、少なくとも生涯現役を心に誓うシニアにとっては、ユーチューバーはトライすべき選択肢の一つであることは間違いないだろう。

提供:瓦版

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