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秦野市とドローンを活用した防災協定を結んだ、かながわ自主防災航空の代表を務める山口好一さん (2017/10/20 タウンニュース

関連ワード : ドローン 神奈川 秦野市 防災 

鳥の目で情報を掴む

○…ヘリコプターのパイロットや整備士として活躍して45年。大空を飛行した感性が、地上から制御し空撮ができる無人航空機「ドローン」の操縦に生かされている。パイロット時代も秦野市と協定を締結し防災訓練に参加するなど、長年にわたり上空から得られる情報収集で市の防災に携わってきた。「ドローンは災害時の現場に近づき細部まで撮影することができる。人が入ると2次災害の危険がある場所も飛ばすことができるので、お役に立てれば」と抱負を述べる。

かながわ自主防災航空代表の山口好一さん

○…1950年、堀川生まれ。社会人のスタートは車の整備士から。20代で「取得している人が少ないものを」と一念発起してヘリコプターの事業用ライセンスを取得する。調布の航空会社に嘱託勤務し、当時は農薬散布などで全国へ。月日が経るなかで、テレビや報道、CM、映画などの仕事が少しずつ増えていった。30代半ばには自らの会社も設立。「空から日本を見てみよう」という番組のパイロットなども勤めた。上空の魅力について聞くと「雲の上までいくと、孫悟空気分になれることかな」と笑顔をみせた。数多くフライトしたなかで、美しさで心に残っているのは、日光の華厳の滝に向かう山々の紅葉だという。「まさに錦のじゅうたんがぴったり」。操縦技能審査員の資格を持ち、セーフティパイロットとして指導にも当たった。

○…現役を昨年引退。ドローンは2年前から。全て独学で技術や知識を取得していった。ドローン撮影では、自らがパイロットとしてカメラマンと一緒に仕事をした経験がベースになっている。「協定には操作できる職員の養成も入っている。こちらにも力を入れていきたい。防災はもとより、観光面でも桜など市の魅力を発信していければ」と夢は広がる。スポーツは苦手というが、中学では柔道で汗を流す。いまは1時間の散歩が日課になっている。夫人との旅行も楽しみの一つだ。娘2人の賑やか家族。

提供:タウンニュース

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