ビットコイン10万円突破、マウントゴックス以来の高値圏へ （2016/12/22 ビットコインニュース）
失われた3年は取り戻せたのか――。
ビットコインが対日本円レートで10万円を超えた。現在は101,300円付近を推移している。これは、2013年11月に12万円を付けてからの最高値圏に突入したと見てもいい。
Mt.GoxのBTCJPYレート by TradingView
2016年1月を51,000円でスタートしたことを考えると、ビットコインの年間値上がり率はほぼ100%に達することとなる。この1年を通じては、改正資金決済法の可決がビットコインなどの仮想通貨への更なる追い風となった。取引所における売買代金も、今年11月には世界全体で15兆円に達している。
2014年にはセンセーショナルな事件が世間を騒がせたが、当時と比較すると状況は遥かによくなっている。取引所のセキュリティ対策は、コールド・ホットウォレット体制がスタンダードとなり、トランザクション展性への対策手法も周知された。今もなお取引所のハッキング騒ぎは後を絶たないが、そのどれもが推奨されるセキュリティ施策を実施していなかったことがわかっている。
現在のレートはBTCUSD 837ドル、BTCCNY 5965人民元、BTCJPY 101,322円で、ドル換算にすると人民元が+21ドル（+2.5%）、円が+25ドル（+3.1%）と、日本が先行しているかたちになる。今回もレートを主導したのは、中国市場。ここから最高値を付けにいくか、はたまた反転するのか。注意したいのは、日本円は円安の影響も受けており最高値圏にいるが、ドル市場ではまだまだ高値は遠いということだ。2017年はどうなるだろうか？
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