カザフスタンの交通インフラ整備をアジア開発銀行が支援 (2016/10/25 The Povertist)
アジア開発銀行(ADB)は240.3百万ドルをカザフスタンに融資する。交通インフラ整備が目的。
対象区間は、Aktobe-Makat区間の道路299kmで、近代的な技術を用いて再整備する。道路整備に加え、交通情報システムを導入することで、交通安全やロジスティックスの面で効率化が見込める。
同案件を通じて、東アジアとヨーロッパを結ぶ回廊の交通網が一層効率化する見込みだ。
周辺住民の生活水準の向上や、カザフスタンの持続可能な経済成長にも寄与することが期待されている。
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Author: Ippei Tsuruga
The Povertist編集長。国際協力機構(JICA)を経て、国際労働機関(ILO)社会保障政策担当官。開発途上国の貧困問題と貧困層向け社会政策のスペシャリスト。
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