ミャンマーで大規模灌漑事業、アジア開発銀行が農業セクター支援 (2016/10/5 The Povertist)
アジア開発銀行(ADB)がミャンマーで大規模な灌漑設備の改修事業を計画している。地元紙の取材に対してADBミャンマー事務所長は、「事業は2017年第一四半期を目処に開始される」と話した。
対象地域は、マグウェ(Magwe)、マンダレー(Mandalay)、サガイン(Sagaing)の3地域。農地9万ヘクタールの灌漑事業で、2.8万世帯が直接的な恩恵を受けることとなる。
事業予算は、ADBが75百万ドル(約75億円)、フランス開発庁(AFB)が25百万ユーロ(約28億円)を協調融資する。また、これに加えてヨーロッパ連合(EU)が20百万ユーロ(約22億円)を無償資金協力で拠出する見込み。
参照元:ADB-backed mass irrigation project on track to begin work during Q1 next year
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Author: Ippei Tsuruga
The Povertist編集長。国際協力機構(JICA)を経て、国際労働機関(ILO)社会保障政策担当官。開発途上国の貧困問題と貧困層向け社会政策のスペシャリスト。
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