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インド州政府とシンガポール中銀が共同でブロックチェーン推進に合意 (2016/10/24 ビットコインニュース

シンガポール金融管理局(MAS

シンガポール金融管理局(MAS)がインド=アンドラ・プラデシュ州(GoAP)とブロックチェーン等を活用した電子決済の推進協定に合意したことを明かした。

フィンテック協力協定と呼ばれる同プロジェクトは、外国投資の誘致やグローバル企業とのパートナーシップ推進に加え、フィンテックの推進に向けた教育プログラムの開発も行う。プロジェクトの最終目標は、シンガポールとインドが協調し国力増強のためのインフラを強化することだ。

声明の中で、シンガポール金融管理局のチーフ・フィンテック・オフィサーを務めるSopnendu Mohanty氏は、シンガポールが持つ既存のリソースを活用しインドの市場を開拓することで、シンガポール発スタートアップの展開先として支援できるとコメント。また、アンドラ・プラデシュ州のITアドバイザリーで特別長官のJA Chowdary氏は、同州最大都市であるヴィシャカパトナムのフィンテック・バレーにおいて、プロジェクトが開始されることでスタートアップ同士の交流が促進されるとともに、地元の雇用創出につながると述べた。

インドはこれまで、仮想通貨の文脈においてそれほど大きな存在感を示してこなかった。しかし、2016年の夏頃からICICI銀行やアクシス銀行、コタック・マヒンドラ銀行などインドの銀行によるリリースが相次いでいる。

10月には、インドで二番目の規模を誇るICICI銀行がドバイのエミレーツNBDと組み、ICICIのムンバイ支店からエミレーツNBDのドバイ支店へとリアルタイムで資産の移転に成功したことを発表した。システムの開発は、システムインテグレータのインフォシスが受け持った。ICICIによれば、同社が抱えるブロックチェーンのユースケースは100にも及ぶとのことだ。

提供:ビットコインニュース

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