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ロンドン市警、OneCoinの投資スキームに違法性を認める 各国で捜査開始 (2016/9/29 ビットコインニュース

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警察官

ヨーロッパを中心に展開する仮想通貨を用いた投資スキームに対して、ロンドン市警は違法性があるとして捜査を開始したことが明らかになった。

金融行為監督機構(FCA)の勧告によれば、OneCoinと呼ばれる仮想通貨への投資を目的とした勧誘が行われているとのこと。OneCoinは、フィンランドの実業家カリ・ウォールースとブルガリア人のルジャ・イグナトワによって運営されている。

そこに仮想通貨は実在していない。OneCoinの投資スキームは、100ユーロから28,000ユーロまでのプランによるパッケージ販売だ。実際に仮想通貨を受け渡すのではなく、仮想通貨と交換する権利が受け渡される。「5000ユーロのパッケージを購入すれば、3900ユーロ分のOneCoinが受け渡され、分割が起こると8500ユーロになる」ロンドンで開かれたセミナーでは、そのような宣伝が行われていたとジャーナリストのアンドリュー・ベンマン氏は語る。

FCAは、OneCoinが規制当局の認可を得ておらず、また認可を得る必要がある法整備が存在していないと前置きをした上で、「イギリスの消費者にとって潜在的なリスクとなりうる」とし注意を促した。

FCAだけでなく、ベルギー当局(FSMA)もOneCoinの投資スキームに対して捜査を始めた。ベルギーにおいては、消費者からの告発を多々受けており、同スキームをMLMと認定し警告を発している。また、ドイツ連邦金融監督庁(BaFin)、スウェーデン警察も、OneCoinの捜査を開始した。

提供:ビットコインニュース

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